トリノにお別れ

Paoloとの10数年ぶりのバカンスも終わろうとしています。

いつものように、8時頃に朝食をとりにいくと…

「僕は歌いませんが…」と言いながら、カメリエーレがパオロに

誕生日のケーキを持ってきてくれました！

そうです、正式にはこの日、27日が誕生日になっているのです。

ホテルでは、身分証明書からそれを承知していたと見えて、

朝イチの嬉しいサプライズとなりました。

 

教会のクーポラのような姿の可愛いケーキ、もちろんとっても美味しかったです！

 

この日も小雨の降るとっても寒い日でした。

帰りの列車は、14：30発。

幸いホテルのチェックアウトが、12：00とゆっくり目だったので、

ギリギリまで、のらくらしていました。

個人的にはちょっとお腹の調子も悪かったので。（汗）

 

お天気が良ければ、散歩するにはうってつけのトリノの街なのですが、こう寒くては気が進みません。

それでも、チェックアウトの後、荷物をフロントに預けて少し外に出てみました。

ただ、パオロが寒がるので30−40分でホテルに戻ってきました。

昔は私のほうが寒がり屋でしたが、太るに伴って最近はあまり気にならなくなり、

また、最近はインナーの性能も良くなってきているし、一人だったらもっと散策していたところですが。（笑）

余談ですが、イタリア人の多くは下半身を暖かくすれば全身が温かいことを知らないようです。

もう年なのだから、ズボン下を履けばいいのに、そうしないものだから冷え込むのですよね。

それを言えば、「寒いのは足じゃない！」と言われてそこまでです。

それと、絶対に帽子をかぶらないことも、寒さ対策になっていません。

ま、喧嘩はしたくないので黙って従いましたが、

私の中では先日食べた魚のフライがとっても美味しかったので、

列車になるまでに軽くそれを食べて…という算段だったのですが黙っていました。

でも、今でもそれが心残りです。（笑）

仕方なく、ホテルのロビーでもう少し時間を潰してUberを呼びました。

 

息子たちとは、駅で待ち合わせをしていましたが、なかなか姿を見せません。

寒いから来なくて良いとは言っていたのですが、来ると言って来ないと気になります。

たまたま、列車は清掃のためにかなり出発時刻を過ぎても、乗り込むことができずにおりました。

そうしているうちに、なんとヘルメットを手にした二人が現れました。

この寒空になんとバイクでやってきたのです！

口には出さなかったけれど、さぞかし道路は滑りやすいのではなかろうかと心配でなりませんでした。

でも、約束を果たせた二人はとても満足そうでした。（笑）

ここで一枚、途中で見かけた列車の写真を！

なんとこれはHitachi製だったのです。

ローカル線で、ひときわ目を惹く素敵なデザインの列車でした。

Italoと国鉄のFrecciaというのは高速列車と銘打っていますが、一体どれくらい早いかというと…

 

この瞬間を撮るのに苦労しました（笑）

帰りもまた、時々車内でおやつや飲み物ををいただきながら

夜の7時半過ぎにローマに着いたのでした。

トリノに比べたら少し暖かめのローマでしたが、

すでに真っ暗で、ときおり小雨の降る寂しい夜でした。

では、この日の様子もギャラリーで。