何度かご紹介したように、11月1日は「諸聖人の日」といって、
イタリアのカレンダーに載らないマイナーな聖人たちをまとめて崇める日です。
翌2日は、「すべての死者の日」。
聖人になれなかったごく普通の死者たちを崇める日。
ということで、その両日は、お墓もまるでコロナ以前の、
銀座の歩行者天国のようになってしまうのです。
こちらのお墓は、昔から町外れに設けられているので、
基本的に、現代では車がないといけない距離です。
でも、その両日は、無残に周辺の駐車は禁止になってしまって、
延々と歩くか、違反駐車の切符を来られることになるのです。
そこで、私はいつも10月30日か31日に行くことにしています。
何しろ私は長男の嫁なので、
他の親戚が来る前に掃除などをしておきたいということもあるのです。
日本もイタリアも歴史の長い国、同じような習慣や倫理観があるものです。
できればギリギリに行きたいのですが、明日(31日)は土曜日。
おそらく、駐車禁止は明日からでしょう。
ということで、ゴルフから戻ったその足で、お墓参りに行ってきました。
我が家は庭が広くて、いろんなものを植えています。
この家を買った時に、庭に咲く花を姑に捧げるのだ、
という思いがあったので、今もできる限りお供えの花は庭から調達するのですが、
黄色い小ぶりの菊と、シロタエギク、そして、南天の実が赤くなっていたので、
それらを摘んで、後は墓地の前の花屋さんで調達することにしました。
色的には白が加わればちょうど良いかと思い、
白いバラなどを加えて、墓前へ。
私のいつものルーティーンは、Paoloの両親のお墓、
Paoloの母方の祖父のお墓、
そしてPaoloを可愛がってくれた大叔父のお墓。
この3箇所をめぐります。
小さな町ですから、他にも親戚のお墓はたくさんありますが、
みなを毎回回るのは、正直ちょっとしんどいです。
どなたも私の知らない方々ですし。
最後の大叔父のお墓を掃除している時に、閉園のチャイムがなり始めました。
すっかりチャイムが鳴り終わっても、まだもう少しお掃除したくて粘っていました。
墓地は、当初から計画的にできるものではありません。
必要に応じて拡張されていくものです。
で、大叔父の墓標は、なぜか、陽の差さないところに位置していて、
すでに、この時期には5時近くになると真っ暗でした。
スマホの明かりを頼りに作業しましたが、
暗いし、チャイムななるし、片手でゴミを処理しなければならないし、
(もう片方は明かりをもっているので)
そこは墓地のかなり奥まったところなので、
門が閉まってしまうのではないかという不安がよぎり、
あたふたと、帰路についたのでした。
ハロウインの前日、お墓で一夜を明かしたくはありませんから。
幸い、まだ門は開いていて外にでられたのですが、
慌ててもってきてしまったゴミを捨てたくて、
(お墓のゴミを、できれば家にはもって帰りたくなくて)
もう一度中に入ろうとしたら、しっかり管理人さんに咎められてしまいました。
ゴミを捨てたいことを告げたら、
門の外に大きなゴミ箱があることを教えてくださいました。(ホッ)
ということで、今年も無事にお墓参りを終えて
長男の嫁としての役割を果たしたことを、ドヤ顔で夫に告げたのでした。(笑)
コロナ中のお墓参りは何かと大変ですよね。
外出禁止になりそうな(なった?)国や地域もあって歯がゆいことでしょう。
日本の8月のお盆も切ないものでした。
長男の嫁の皆さんを尊敬します、ホントありがたいと心から思う三男の嫁でございます。
白とオレンジの組み合わせが素敵です。
私は早めに行ったので、普段と変わらぬ様子でしたが、
昨日今日明日に行くと大変でしょうね。
偉そうに長男の嫁といいましたが、さしたることは何もしていません。今やこのお墓参りくらいです。(Paoloに貸しを作りたかった? 汗)
イタリアのお墓って明るくていいね。
日本でも新しい(あっ私にとってです;’∀’)広々とした明るい墓地が出来ていますが昔ながらの墓地はジメジメ暗いのよね。
トップの画像なんかお花屋さんみたい♪
長男の嫁のお勤めご苦労様でした。
嫁を捨てた身では尊敬あるのみ!
小学校低学年の頃に住んでいた家のそばに小さなお墓があって、その横を通るときは怖かったなぁ。
そっちを見ないようにして、足早に通り過ぎたものです。(笑)
>長男の嫁のお勤めご苦労様でした。
年に一回のことだけどね。(汗)
長男の嫁、に あらーーーイタリアでもそういうことなのねと親近感やらお気の毒やら(笑)
お庭があって羨ましい。
でも庭の手入れを考えると簡単に羨ましいとは言えないわね、大変だものね。
お花ってけっこう高いのですよ。
私も3日に1回くらい、毎回2,3千円するわ。
薄暗い墓地で片手にライト…他の人が見たらぎょっとするかもね(笑)
人間どこに住もうと、どんな人種だろうと、余り変わりはないということね。
お花はこっちでも高いのよぉ。
で、助かってます庭の花で。^^;
>薄暗い墓地で片手にライト…他の人が見たらぎょっとするかもね(笑)
ハイハイ、全くそのとおり。そこは、建物の内部なの。
だから階段があって、足元が危ないの。
日本でも お盆やお彼岸などは お墓に行く道は 渋滞が発生するほどの勢いだわね。
夫の実家のお墓は 街の人には想像ができないかな? お寺さんから離れた場所に 一族(というほど 大した家柄じゃないけれど 笑)の何軒かのお墓がまとまっているもの。昔は多分 畑の中か 家から離れた場所にあったのではないかと思いますけれど 今は家ごみの中にあります。過去碑の一番古いものは 寛永と掘ってありますから びっくりです!!
それに比べ わたしの方の親のお墓は 市の都市計画で街中にあったお墓を 赤城山麓に広く移したので 今風のお墓も多く 開放的で 明るいです。
父母のお墓の周りには大きな桜の木があって 4月が命日の父のお墓参りには 桜で癒されることもあります。
でもね 時に クマがでることもあるそうな~~~~たまに そんな話が耳に入ります。車が運転できなくなったら 行けなくなりますね。今から 心配です。
わぁ、ご主人の家系は古くて高貴なのね!
こちらの墓地にも、墓標ではなく、小さな礼拝堂のようなお墓があります。
車の運転ができなくなったら、買い物もできないよぉ。笑)
>わぁ、ご主人の家計は古くて高貴なのね!
いえいえ それは大きな誤解です(笑)
古いかもしれませんが 高貴ではありません。
今は 何もかも ありません。
いやぁ、彼の面影からやんごとなき雰囲気が漂ってきますよ。
花束、素敵ね。
お疲れさまでした。
ハロウィン前夜!
読んでて、ひょっとしたら閉じ込められたの??ってドキドキしたよ><
わが家のお墓の話をしだしたら、
笑えるような、笑えないような・・・
慌てて投げ込んだし、そもそも家の花なんて、
売ってる花みたいに真っ直ぐじゃないから変なんだけど、
ま、気は心よね。(笑)