本当の金メダル

日本には燦然と輝く金メダルがひとつ。
イタリアには、金・銀・銅あわせて15個と二桁のメダルが取れて好成績に終わったといって好いようです。
いろいろな人間ドラマも織り込まれた大会でした。

でも、今大会最高のメダルは無事故に終わったということです。

オリンピックというスポーツの祭典が、主義主張のアピールの場になって久しいですが、
アメリカの代表として参加していた黒人選手たちがこぶしをあげたときもそうだったのですが、
あの頃はアピールの仕方もスポーツ精神にのっとったものであったように思うのですが、
最近は、恥も外聞もないテロ行為が頻発しているので、私はとても心配でした。

昨夜、イタリアの責任者がコメントしている時に乱入者がありましたが、
もし、なにか武器を持った人だったらと思うと空恐ろしいです。

また、たくさんの花火やガスによる炎など、仕掛けも大掛かりで、
小さなミスが事故につながったかもしれない。

そういうことが何事もなく閉幕できたこと。
それこそが私には一番喜ばしいことでした。

惜しくも

バルバラとマウリツィオのコンビはスケートのダンス種目で6位に終わりました。

あまり熱心にオリンピックを観戦していなかったのですが、今夜はしっかり見ていました。

普通のテレビニュースでも彼等のにらみ合いが話題になっていたのです。

というのも昨日の競技で、終焉間近に転倒してしまい、

おそらく彼等二人にも一瞬わけの分からないような事態だったのだろうと思いますが、

終わった直後、数分間(もしかして1分に満たなかったかもしれませんが)にらみ合った状態だったのです。

転倒してしまうカップルはほかにもたくさんいるのですが、

こんな風ににらみ合う光景を見たことがないので、世界中が驚いたようです。

われわれには今にも噛み付きそうに見えたバルバラの目つきが、

Paoloにいわせると、「何であんな失敗をしたのかしら、自分でも分からないわ。

あなたになんと申し開きをして言いかわからない。」とマウリツィオに言っているようなんだそうです。

もしかしたらそうかもしれません。

イタリア人も潔いところがあって、自分が明らかに過ちを犯したときは素直に認めるし、

それを大観衆の目の前でも憶さずあらわしてしまう。

あの瞬間の二人には観衆の存在など目に入っていなかったのかもしれません。

すぐに取り繕っていればもう少しいい点数が入ったかもしれないのに・・・残念です。

でも、反面そういう人間的で、正直なイタリア人気質に好感を感じます。

もしそれが、Paoloの想いとは程遠い、憎しみだけの火花の混じったにらみ合いであったとしても。

オープニングセレモニー

トリノ冬季オリンピック、そろそろだなと思っていたら今夜が開幕でした。

熱心なイタリアファン、あるいは日本の代表団を応援する方々は
早起きしてご覧になっていたかも知れませんね。

素晴らしいセレモニーでした。

イタリアの懐の深さをまざまざと見せ付けてくれました。

長い歴史を誇る国だから、美を愛する国だから出来たセレモニーだと思いました。

人間で出来たコロンバ(白いはと・平和の使者)がステキでしたね。

ズバンディエラトーリ(旗を振る人たち)の統一の取れた動きは
普段のイタリア人からは想像も出来ません。

ここぞという時に本領をを発揮するのがイタリア人なのかな。

世界中が注目しているから、一所懸命やったんだね。(笑)

ソフィア・ローレンの立派なこと。

ボッラというダンサーの素晴らしいこと。

アドリアーノ・ジャンニーニ(王さまの役)の美しいこと。(父親の若い頃と同じ)

ヨーコ・オノだけが何で関係あるのかよくわからなかったけれど、ま、いいか。

久々にテレビに釘付けになった数時間でした。