惜しくも

バルバラとマウリツィオのコンビはスケートのダンス種目で6位に終わりました。

あまり熱心にオリンピックを観戦していなかったのですが、今夜はしっかり見ていました。

普通のテレビニュースでも彼等のにらみ合いが話題になっていたのです。

というのも昨日の競技で、終焉間近に転倒してしまい、

おそらく彼等二人にも一瞬わけの分からないような事態だったのだろうと思いますが、

終わった直後、数分間(もしかして1分に満たなかったかもしれませんが)にらみ合った状態だったのです。

転倒してしまうカップルはほかにもたくさんいるのですが、

こんな風ににらみ合う光景を見たことがないので、世界中が驚いたようです。

われわれには今にも噛み付きそうに見えたバルバラの目つきが、

Paoloにいわせると、「何であんな失敗をしたのかしら、自分でも分からないわ。

あなたになんと申し開きをして言いかわからない。」とマウリツィオに言っているようなんだそうです。

もしかしたらそうかもしれません。

イタリア人も潔いところがあって、自分が明らかに過ちを犯したときは素直に認めるし、

それを大観衆の目の前でも憶さずあらわしてしまう。

あの瞬間の二人には観衆の存在など目に入っていなかったのかもしれません。

すぐに取り繕っていればもう少しいい点数が入ったかもしれないのに・・・残念です。

でも、反面そういう人間的で、正直なイタリア人気質に好感を感じます。

もしそれが、Paoloの想いとは程遠い、憎しみだけの火花の混じったにらみ合いであったとしても。

Keiko

italia-keiko.net

1985年、ローマに恋をして住み着いてしまった私。でも人の生活はどこでも同じ。 泣き笑いはどんな言葉を話していても同じ。だったら楽しく生きたいね。

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