Fiuggi(フィゥージ、フュージのほうが近いかな?)は人口一万人ほどの小さな町です。
その街の入り口に私の通うゴルフ場があります。
そこで、ローマの他のゴルフ場との決定的な違いはメンバーの多くがFiuggiもしくはその周辺の小さな町の住民だということ。
日本でも同じで小さな町は住民の連帯感が強いですよね?
ゴルフは個人競技なので他のゴルフ場ではラウンドが終わったら「はい、さよなら」という感じですが、Fiuggiは違います。
プレーしない人もやってきてなんだかんだと話に花を咲かせています。
他のゴルフ場では腕の違う(=ハンデの違う)人とはあまりプレーしない傾向がありますが、多くのFiuggini(Fiuggi の人という意味)は下手な人を見ると放っておけないというか、一緒にプレーして教えようとします。
それは良し悪しなのですが、(汗)冷たく見放されるよりは良いですよね?
素人が自分の見解でいろいろと教えてくれるとそれこそ十人十色で昨日聞いたことと全く逆のことを今日聞く事にもなりかねません。(笑)
でも、気持ちは嬉しいですよね。
前置きが長くなりましたが
もしかしたら地獄の下にまだ我々が知らないとんでもない奥底があるのではないかと思えるほど最近の私のゴルフは行き詰っています。
少し前に大々的に復活宣言したもののここ数日はアドレスをとりバックスイングを始めると大きな恐怖感に見まわれ全くスイングができない状況です。
バックスイングをしてトップに来たところで両手の向きがわからなくなってその後のことはまるで頭が空白状態なのです。
当然のことながらボールは思いもよらないとこへ飛んでいくか全く飛ばないで足元に転がるか。。。
なんとか打てるのは7番アイアンからそれより短いクラブのみ。
今までの私のゴルフはこの年の女性としてはそこそこ飛ばす方でその分グリーン周りの小技に欠けるというタイプでした。
パー5を3〜4打でグリーンやその際に寄せるのに、そこからまた3〜4打というのが多かったのです。
それが最近はグリーンまで1〜2打余分に掛かってしまい、その分アプローチが良くなったというパターンで、総合的には総打数はあまり変わらないものの、土曜日のコンペでは突然シャンク(ボールが真右へすっ飛ぶこと)が出始め、止まらなくなりプレーするのが怖くなりました。
シャンクのような動きでは人に当ててしまうこともあるからです。
土・日のコンペはカップルでの競技でしたが、私と組んだAnitaさんはもとよりもうひと組の男性陣も辛抱強く付き合ってくれました。
でも、私の不調は翌日には皆が知るところとなり、日曜の朝は皆が心配して声をかけてくれました。
ここまでなら小さな田舎町では世間が狭くて何事もすぐに知れ渡るから窮屈だなぁと思われるでしょうが、
今日も何人かが実際に練習に付き合ってくれていろいろと教えてくれたり、ビールをごちそうしてためになるような話を聞かせてくれたり、
心底心配してくれてこれはもうありがたいですよね。
冬になれば私のコーチにも時間ができるのでまたレッスンに行って回復できるようにがんばります。