安い靴

観光ガイドをしていた頃は、歩くのが仕事だったので

靴は良いものを選ぶようにしていました。

スペイン広場あたりの有名なブティックの靴というのじゃなくて、

歩きやすい、健康に良いと評判の靴!

もちろんそういうのもいささか高価なのですが、歩きやすさを重視して。

 

あの頃から何年経ったでしょうか?

太ってきたら靴のサイズも変わってしまって、昔の靴は入らなくなりました(汗)

そして、最近買う靴と言ったら、何年か履かないでいると靴の底が崩れてしまったり、

崩れるってわかりますか?

靴の底のところがボロボロに砕けてしまうのです。

テレビでも宣伝しているような、そこそこのメーカーのものなのに!

まぁ、履かなかったとしても何年も経ったのだからと諦めましたが、

昔の素材ならこんなことはなかったでしょう。

 

そして、高級ブティックじゃない庶民の靴屋さんを覗いてみると

なんともはや、20ユーロでブーツが、10ユーロでスニーカーが

というような価格設定なのです!

もちろん、素材にもよるでしょうが、最低限縫ったりファスナーを貼り付けたり

様々な手作業が必要なはずです。

20ユーロで小売店が売るということは、仕入れ価格はその半分?7割?

問屋さんにおろされる価格はさらにその半分?

実際にその靴を作っている方々に入るのはその半分以下?

自分にあうサイズのブーツが安く手に入ったのは良いけれど、

なんとなく喜べないのでした。

Keiko

italia-keiko.net

1985年、ローマに恋をして住み着いてしまった私。でも人の生活はどこでも同じ。 泣き笑いはどんな言葉を話していても同じ。だったら楽しく生きたいね。

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください