Festa di My Best Tour

この日Paoloだけがクリスマスプレゼントをもらいました。

Paoloが、仲の良い同僚と始めた今の会社 マイベストツアー という、

ゴルフカートでローマの中心部をめぐるという、それまでになかった形の

個人ツアー会社を初めてから、毎年秋には従業員たちとその家族や、

コラボしてくださる皆様をお招きして謝恩会を開いてきました。

 

一番最初は、6名!

会社を立ち上げた3人とその妻たちだけでした。(笑)

それから毎年確実に参加者が増え、2019年の秋には50余名。

セーニの田舎に来ていただいて、オリーブの圧搾所へいって

普段見られない圧搾の光景を見て、めいめいが好きなだけオイルを購入して、

その後は、La Paceという街一番のホテルのレストランで、という流れでした。

 

でも、ご存知のように、2020年の秋にはそんなことできませんでした。

禁止されていてできなかったこともありますが、

イタリアの観光業界は、あのコロナ禍で甚大な被害を蒙り、

日本のような救済もなく、私の本音ではおそらく存続は無理だろうと思っていました。

Paoloは、会社を立ち上げるたびに、湾岸戦争や、

その後のヨーロッパの混乱に巻き込まれ、気の毒にも

挫折を繰り返してきました。

 

それが今回は、従業員を一人も解雇することなく持ちこたえました。

そして、仕事を再開してからはどんどんと規模を拡大し、

今回は、約100名の参加者数となりました!

本当に嬉しい限りです。

ただ、それだけの人数をこの片田舎に呼び寄せるのは難しく、

今回は、ローマのホテルのレストランで、ということになりました。

ローマでも、100名となると普通のレストランでは受けつけてもらえず、

Paoloが随分とあちこち探したようです。

そして見つけたのが、他国籍料理を、各自が好きなだけセルフで食べるというところ。

 

他国籍といってもあまりに馴染みのないものではどうにもならないのでしょう

あったのは、中華、和食、メキシカン、それにイタリア料理とナポリ料理。

圧巻はデザートでした。

フルーツからポップコーンまで。(笑)

ミニヨンやスフォリアテッラ、ガトーショコラにチョコレートの滝もあって、

しかも飲み物も好きなだけ、といういたれりつくせりのところでした。

会場の雰囲気も良くて、来賓たちは口々に「きれいなところだぁ」と、満足げでした。

 

普通のレストランでは、料理と料理の間に30~40分ほどの待ち時間があります。

なぜそうなるかといえば、こちらの料理は、前菜、プリモピアット、

セコンドピアット、そしてデザートとはっきりと別れているので、

皆がその料理を食べ終えないと次の料理を持ってこないからなのです。

イタリア人は会話が上手で、その間ひたすらおしゃべりしたり、

喫煙家は、ここぞとばかり外へタバコを吸いに出かけますが、

とにかく何時間も座りっぱなしということになるのです。

 

その点、今回は待たされることなく、自分の調子に合わせて

しかも普段は食べることのない珍しい料理などがあって、

老若男女すべてが喜んでくれました。

結局20時過ぎから始まって、23時半まで粘っていましたが。(笑)

最後はテーブルマジックを本業とする方

(この方のマジックを見るナイトツアーもあります)が、

本当に目の前で、不思議なカードマジックを見せてくれて

みんなが首を傾げどうしでした。

 

我々の席からは、デザートが見えなかったので、

私が(その日は珍しく食欲がなかったので、早めにデザートに移ったのでした、(笑)

デザートをとってきて、皆のテーブルの間を回って、

「デザートはあっちにありますよぉ」と声をかけたら、歓声が上がっていました。

やはり、イタリア人はドルチェが大好きなのです!

では、写真はまとめてここに。

Keiko

italia-keiko.net

1985年、ローマに恋をして住み着いてしまった私。でも人の生活はどこでも同じ。 泣き笑いはどんな言葉を話していても同じ。だったら楽しく生きたいね。

Festa di My Best Tour」への6件のフィードバック

  1. 100人とは驚き!!!
    Keikoさんの内助の功もあるのでしょう。
    またカート観光でご厄介になる事もあると思うので宜しくお願いします(;^ω^)

    1. 私は恥ずかしいくらいなーんにもしていません。
      それが良かったりして?(笑)

  2. なるほど、イタリア人が会話が上手なのはお料理の出方にもあるかもしれませんね。
    懐石料理などの高級和食を食べながらしゃべり倒すのは難しいかもです。
    「オホホ」なんてお上品にしていないといけない雰囲気もありますしね^^;
    それにしても、コロナからまだ日が浅いところで100名とは素晴らしいです。
    解雇なしで絆も強いファミリーになったのでしょうね。
    若者に人気のPaoloさん、頼もしいです、素敵です、日本の妙齢女子にも人気です(笑)

    1. イタリア人は子供の頃からそういう面で鍛え上げられていますからねぇ。
      でも、中には気の毒になるくらい無口で控えめなイタリア人がいたりするんですよ。(笑)

      解雇なしで絆も強いファミリー
      そうかもしれません。幸運なことです。

  3. わぁ〜楽しそう!
    美味しいお料理と楽しいお喋り最高ですね。
    それも100人とは。
    友達100人できるかな♫(笑)
    あの不況を乗り越えてさらに大きくされるのは
    並大抵なことではないでしょうね。
    Keikoさん初め、奥様方の内助の功でしょう。
    素晴らしいの一言です。

    1. 4人だった首長たちが、ふたり独立したので今は二人です。
      Paoloが発起人ですが、社長にはR氏におさまってもらっています。
      そのR氏の奥様も私も、本当に何もしないんです。(恥)
      でも、結果を見ればそれが良かったのかも?(笑)
      若い子たちが育ってくれて、いろんな国籍の方が働いていて、なかなか良い環境です。

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