ただいまぁ

途中駅レッジョエミリアAV

24/02〜27/02のTorino 行から戻ってきました。

今回から少しずつその様子を記していきますね。

先ず、ローマの終着駅テルミニへ向かうまでがすでに観光気分でした。

最近はめったにローマに行かなくなったし、

行っても、普段はどちらかが運転しているのですが、

今回はUberで移動したので、左右の車窓を眺めながらあれやこれやと…(笑)

 

駅についたら、まだ30分あまりの時間があったし、

なんとイタリアでは、ローカル線は別にして、

列車がどのホームから発車するのか直前までわからないのです!

で、人々は、頭上の掲示板を見上げています。

Termini駅

ただ、我々の乗る列車はまだ掲示板にも表示がなかったので、

イタロ列車専用のラウンジで待つことにしました。

イタロは Italo と書き、最初の i にアクセントがあるので、

こちらでは、イータロとなりますが。(笑)

イタロで一番上級クラスは「Club=クラブ」だということを帰り路に知りました。

往きの状態ではそれも知らずにおりました。

パオロの社員さんで、よくシチリアまで里帰りする方がいるので、

彼女がチケットを選んでくれたそうです。

週末だったので、きっと大変だったことでしょう。

ラウンジの利用や、列を超えて専用入口から入れる特典があって、

席も広くて我々二人だけ、ちょっと離れた場所で、快適でした。

そうそう、初めてシニア割引を使うことができました!(笑)

 

パオロと列車で移動するのは35年間で初めてのことなのです!

10代の頃から車でばかり移動してきたパオロに比べたら、

まだ私のほうが、列車での移動には経験があります。

ラウンジのことはパオロも聞いていたようですが、

専用入口のことなど知らなかった模様です。(内緒)

 

とにかく駅構内は寒いので、ラウンジへ行きました。

中はソファが並び、皆がスマホやタブレットを夢中で操作中でした。

ラウンジ内

奥の方に小さな食堂があって、ミニパニーニやドルチェが並んでいました。

飲み物も、温かいコーヒー紅茶類

冷たいジュースやお水、そしてスプマンテもあったので、私は反射的に?(笑)

スプマンテをいただきました。

イタロラウンジ

列車の長旅では、缶ビールやコップ酒を買って乗るのが日本では、

少なくとも私が住んでいた頃の日本ではごく当たり前でしたよね?

イタリア人は、あまり飲まないようでパオロがびっくりしていました。

もちろん私も列車に持ち込んだのではなくて、ラウンジ内でおとなしく頂いただけなのですよ。

イタロラウンジ

パオロが見ているのが、発着を知らせる画面です。

やっと、何番ホームから出るのかがわかりました。

イタロとパオロ

ジュージ・アローのチームがデザインした、当時話題沸騰の車両と内部です。

イタロ−クラブ内 イタロ−クラブ内

 

これは一人分のテーブルで、同じのをパオロ側からも引き出せてそれでもゆったりとした席の間隔です。

席には、コンセントやUSB接続口も備わっていて、仕事をする方々も困りません。

イタロ−クラブ内

予定では、ローマテルミニ駅13:40発、 トリノポルタヌオーバ駅18:35着でしたが、

10数分ずれ込みました。

テルミニ発ではなく、うんと南のレッジョ・カラブリアから来たので。

トリノについたら外はもう真っ暗!

順番待ちをしていたTaxiに飛び乗ってホテルへ向かいました。

 

若い頃は、島や、ごく小さな田舎町ばかりへ行っていたので、

泊まるのも、民宿や部屋貸、ホテルと言ってもせいぜい3星でしたが、

今回は足場の良いところということで、4星ホテルで、我々も年をとったなぁと思いました。(笑)

ホテル吹き抜け

5階建てのホテルの吹き抜けのロビー

階段がぐるっと取り巻いているので、徒歩でも上がれます。

我々は3階でしたが、もちろんエレベーターを使いました。(笑)

ホテル自室 ホテル自室 ホテル自室 ホテル自室 ホテル自室

帰る日に外観をお見せしますが、中と外との対比が激しかったです。(笑)

さて、息子とフィアンセが迎えに来てくれたので、夕食にでかけましょう。

giardino Bottero ボッテロの庭 giardino Bottero ボッテロの庭

ホテルのすぐ裏の「ボッテロの庭」という広場に、

こういう席がたくさん設けられています。

寒さもなんのその、イタリア人は本当に外で食べるのが好きです。

喫煙のこともあるでしょうが。。。

こういう場所は、アンティパストのようなものばかりを食べさせてくれて、

ビールやアペリティーボを飲みながら

食べるよりもおしゃべりに花を咲かせるといった具合なのです。

我々も、列車内で途中の停車駅を出発するたびに

スナック類や飲み物を出してくれたので、そんなにお腹が空いていなかったので、

そういう軽い食事にしようとでかけたのですが、

この広場の一角に、伝統的なトラットリーアを見つけ、

香りに誘われるままに入っていきました。

L'Osto del Borgh Vej L'Osto del Borgh Vej

で、ここで数々のトリノ料理をご紹介しなければならないのですが、

なんと! 写真を一枚も撮らなかったのです。

4人でおしゃべりに夢中なところへお料理が運ばれてくる。

もちろんいろいろな料理をとってシェアする、おしゃべりは続く…

で、写真を撮ることを全く失念してしまいました。

Barolo

とったのはこの一枚だけ。

本物のバローロです!

ネッビオーロだけを使って熟成させたのが本物のバローロです。

このPio Cesareは、偶然にも息子と一緒にYoutubeでドキュメンタリーを見ていて、

素晴らしいなぁと思っていたので、息子は迷わず選んだのでした。

父親への誕生日プレゼントだと思って、いささか高級なのを思い切って注文しました。

いやぁ、本当に美味しかったです!

その香りの良さと言ったら、

飲まずにずっと香りだけを嗅いでいてもいいと思えるほどでした。

先にお詫びしておきますが、このあとも食べ物の写真は極めて少ないです。

同じ理由によるもので、毎回、今度こそ!と皆が言っていたのに…(笑)

 

*アイキャッチ画像は、途中駅にレッジョエミリアAV駅の天井です。 

Keiko

italia-keiko.net

1985年、ローマに恋をして住み着いてしまった私。でも人の生活はどこでも同じ。 泣き笑いはどんな言葉を話していても同じ。だったら楽しく生きたいね。

ただいまぁ」への10件のフィードバック

  1. 旅行記の始まり~~~
    陽介君の婚約にビックリ!
    今まではガールフレンドと、だったにがフィアンセになったのね!
    おめでとう♪ 初めて会ったのが中学生の頃だったな。
    KeikoさんとPaoloさんの旅よりこっちに興味津々(;^ω^)ゴメン!

    1. そうね、今度はフィアンセと呼んでいいと思います。
      すでに指輪を探し始めているというのを聞いて、私も覚悟を決めました。(笑)
      彼女もハーフなのですよ。
      そのあたりも二人を接近させたかもしれませんね。

  2. おかえりなさい~
    どれだけ楽しかったかKeikoさんの笑顔に表れてますね。

    そうそう、列車の何番線出発か直前まで分からないという話、Yukoさんが言ってましたよね。
    私だったらドキドキしてるでしょうね…

    食事の写真はそういう場面ではよく忘れるわね、おしゃべりや食べることが優先ですからね。

    陽介君が結婚するんですね、おめでとう~
    陽介君の後ろにいる女性かな?
    いやーーーー自分が年を取るのは当然ね、陽介君が結婚ですものね…感慨深いです。

    1. 私の着ているセーター、よく見てくれた?
      今でもここぞというときに使わせていただいていますよ。
      息子のフィアンセが丹念に見入って羨ましがっていました。^^

      結婚、指輪を探しているといいうので、今回は本気みたいです。^^

      1. はい、気が付いてましたよ~
        ときどき、あ着てくれてるな~と思ってました。
        大事にしてくれて、ありがとう~~~

        1. そりゃ気付くよね。
          で、友人の手作りだっていうと、皆が羨ましがるのよ。(^^♪

  3. いいな、いいな、すべていいな♪
    電車はカッコいいし、ホテルはお洒落だし、パオロさんはダンディーだし。(でもバローロにガン飛ばしているように見えるのは何故?(笑))
    ローマからトリノは約5時間ですか。
    東京から博多くらいかな。遠いっちゃ遠いですね。
    でもはるばる行った甲斐がありましたね。
    そんな長時間、お弁当と缶ビール無しでイタリア人は何をするのでしょう???

    1. >(でもバローロにガン飛ばしているように見えるのは何故?(笑))
      あはは私もそう思ったけれど、バローロとの関係はなさそう。
      ワインの味見をさせられたのが、まだ口の中に残っていたのかな?

      >そんな長時間、お弁当と缶ビール無しでイタリア人は何をするのでしょう???
      今やスマホが助けてくれますが、昔はただただおしゃべりで乗り切っていました。(笑)

  4. おかえり~♬
    楽しい旅になって良かったね♬

    私もフィアンセ‼ になってるって思いました^^
    おめでとうございます❤
    時は流れますね~

    美味しい、楽しいで、お料理の撮影忘れ、あるあるですね^^

    列車の旅は運転の緊張感もなく、ゆったりできて良いのだけど、ほんとターミナルで何番から出るのか分からないのは、落ち着きませんね。プラットホームがたくさんあると尚のこと><
    お茶も早々に切り上げて、案内板を見あげて待つばかり。しかも先頭に近い車両だったりしたら走る走る。クラスによっては隣の車両に行けないと言われて、またまた焦る^^
    フランスやドイツでもそんな感じでした(汗)。

    1. そうそう連結部分で突き抜けできないのは、焦るよねー。イタロは全部繋がっていました(^^)v

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