シチリアの少し上にエオリエ諸島というのがあります。
地理的にはシチリアに近いのですが、カラッブリア州に属します。
南国情緒あふれるエオリエ諸島、できれば老後はパラオかそこで過ごしたいかな?(笑)
その島々の中で、おそらく一番大きいLIPARIという島の市長さんが、
Paoloのお得意さんで、過日その島の名物「Nacatole=ナカトレ」という
お菓子を届けてくださいました。
まずはその美しさをご覧下さい。
これらはすべて、ひとつひとつ手作りで、年に一回、コンテストも行われます。
ピンセットや小型のはさみやいろんな道具をつかて、ご覧のような装飾を施します。
中には、アーモンドパスタを主としたあんが入っていて、
甘すぎず自然のお味で、とっても美味しいです。
でも、食べるには勇気が必要です。
あまりにも繊細で美しすぎて。。。(笑)
手作りなので、ひとによってまったく印象の違う作品が出来上がります。
強いて言えば、今回紹介させた頂いたのよりも、
この夏に頂いたもののほうが素敵だったのですが、
それは好みの問題で、どれも手が込んでいて甲乙つけがたい作品です。
大手メーカーのおやつは工場で流れ作業で出来上がりますが、
一つ一つ手作りの、しかもこんなに手が込んでいて
ひとつを作り上げるのに沢山の時間や技が必要なものが、
この先何時まで存続するのでしょうか?
歴史の古い日本とイタリアだからこその問題ですね。
>エオリエ諸島
以前から行きたかった所です!
まだまだ行きたい所がたくさんあって元気で長生きしなくちゃ(;^ω^)
可愛いお菓子!
>食べるには勇気が必要です
分かります^^
ナカトレってクリスマス時期のお菓子でしょうか?
シチリアのフルッタ・マルトラーナは食べたことがありますがこれもあまりにも可愛くて勇気がいりました。でもこれは甘すぎ!
いえいえ、クリスマスではなく、普通は夏場
つまり観光客が来る頃に出回るお菓子です。
今回は、時期外れだけれど、
市長が私のために無理やり頼んで作ってもらったそうで。(汗)
シチリアのあれは、見た目和菓子のようですね。
とってもきれいだけれど、しっかり甘い!(笑)
見た目の印象では「サクサク」しそうですが、もう少し硬さがありそう?
イタリアだけでなくヨーロッパ全般で、やたら甘い伝統菓子がありますよね。
何故でしょう?お砂糖偏愛???
歴史の古い日本とイタリア、そうそう、そこが好きです♪
>「サクサク」しそうですが、もう少し硬さがありそう?
すごい洞察力です!
まさしくそのとおり。
サブレのようなサクサクではありませんが、
さくっと噛み切れる衣です。
中は硬めのこしあんという感じの舌触りです。(笑)
日本とイタリア、なんだか似たところが結構ありますね。
まさに和菓子と共通する繊細さですね。一瞬にしてなくなるものにさえ「美」を吹き込む職人技が素晴らしい!
>一瞬にしてなくなるものにさえ「美」を吹き込む職人技が素晴らしい!
そうそう、それが言いたかったのです!(笑)
上手く言葉にしてくださってありがとう。
職人さんなのか、多くは普通の主婦だと思いますが、
誰かのためにより美しいものを作りたい!という気持ちが大切ですよね。