翌日はFさんが日本へ帰る日でした。
でも、夜の便なので早めの昼食を我が家で陽介を交えて楽しみ、ちらっとオスティア・アンティーカへ行くことにしました。
オスティア・アンティーカは空港にほど近いローマ時代の遺跡で、かの有名なポンペイの遺跡をうんと小さくしたようなところです。
(今回は夕方だったので古い写真を載せました。)
Google mapを頼りに安心してでかけたら遺跡を目の前にしながらも入り口がわからずぐるぐるとそのあたりを回ることになりました。
30分ほどを無駄にしてやっとたどり着きましたが今の時期閉館が4時半ということで1時間半ほどしか居られませんでしたが、この街のかつての栄光を誇る建物やモザイクが残っておりFさんはここでもたくさんの写真を撮って大満足。
時間が来たので外に出ましたがまだチェックインまでにはかなりの時間が残っています。そんな時にPaoloが連れて行ってくれたのがFiumicinoの港町。
主に漁船が集まっているところで跳ね橋などもあって結構面白いところです。
しかも海辺なので新鮮な海の幸を食べさせてくれるレストランも軒を並べています。
ただ、チェックインしたい時刻は19:00、レストランが始まるのは19:30。
少し船着場を散策した後、ちょっと気の利いた音楽をかけているキヨスコと言うかBarが見つかったので覗いてみたら小皿に美味しそうなものが並んでいます。
早速それを注文して、と言うかそれはアルコールを注文した場合のおつまみなのでした。
向かって右からイイダコの煮物(日本の味と同じ!)、ポテト料理、リゾット、シーフードサラダ。(パンも付いて5ユーロなり)
日が落ちて寒くなってきたのでここでも赤ワイン。
席には真新しい毛布が用意されていたので一枚を椅子の上に敷、もう一枚を膝にかけて暖かく、美味しくまたおしゃべりにはながさきました。
ただ、席につく前にスマホを車に忘れてきたことに気がついたのでオーダーした後一人で車に戻りました。
でも、いくら探しても見つかりません。
勘違いだろうとバッグの中を探すも見つからず、もしかしてオーダーした時にカウンターに置いてきたのかと戻り始めたもののやっぱり納得がいかずもう一度車に戻ってボンネットの上でバッグを逆さにして探したらいつもとは違うポケットからでてきたのでした。
はぁ~~~
ただその道すがら豚の丸焼き(ポルケッタ)を食べさせてくれる屋台に毛の生えた様な場所を見つけました。
そこで、さきのBarで赤ワインを空けた頃にFさんにその店のことを話したら即「いきましょう!」
おしゃれでトレンディなお店でも楽しんだ私たちはビニールで周囲を囲んだ屋台に毛の生えた様な場所でも同じように歓声を上げながら豚の丸焼きに舌鼓を打ち、昔話に花を咲かせたのでした。(笑)
食いしん坊ばんざ~い!
そうこうするうちにいよいよ空港に向かう時刻になりました。
いつもとは反対方向から空港に向かったので道を間違えたりしながらも到着。
荷物をおろしながらうるうるしてきたし、車を止める場所もなかったのでその場でお別れ。
楽しかった最後の数時間の余韻に浸りながら真っ暗になった道を我が家へ。
あとで聞いたらFさんはしばらく空港でうるうるしていたそうですが、チェックインした途端に中国勢に圧倒されて現実に引き戻されたそうです。(笑)