メルマガ 21/09/27 Tina

タイトル

N.016      Tina


気がついてみれば、30年来の友人になっているTina.

ご先祖は400年くらい前にアルバニアから来たらしいけれど、

彼女はカラッブリア生まれ。

その昔、私が観光ガイドをしていた頃によくご一緒した

イタリア人のガイドさんの奥さん。

Tina

小柄できれいでローマのまちなかの瀟洒なアパートに住んでいた彼女が、

今でも小柄できれいだけれど、すっかり畑仕事に明け暮れて真っ黒に日焼けしていた。

そういう私も同じなのだけれど。(笑)

クリスマスなどに時々電話では話をするけれど、

すっかりご無沙汰で、もう何年も会っていなかった。

金曜の夜思い立って、「明日行ってもいい?」と言ったら

もちろんOK!

彼女にNOという言葉は無い。

なぜだかわからないけれど、無性に会いたくなったのだった。


古い写真が出てきたので見てみたら、なんと2003年の春、

彼女が一家揃って我が家に来てくれた。

二人の息子さんたちは、今24歳と19歳だから、

当時は、7歳と2歳だったのかな?

giuseppe

うちの息子を兄のようにしたい、仲良く遊んでいたし、

大きな牧羊犬を怖がりもせず、Kenの背に寄っかかったりしていたっけ。

francesco

イタリアにも方言があって、地域によってはわかりにくいとその昔お話ししましたが、

カラッブリアの方にも大きな特徴があって、

言葉そのものよりも、話す時に強く息を吐くと言うか、

文字にしたら、言葉の間に全て小さなツが入る感じなので聞き取りにくいのです。(笑)

ま、それでも楽しく過ごしました。

(あ、文体変わっちゃった、(汗)

3人と一匹


身軽な私のほうが、時々尋ねて行くと、自家製の野菜や玉子

そして、カラッブリアの地元のサラミやチーズなどをお土産に持たせてくれて

まるで実家に帰ったかのようでした。(笑)

そうそう、一度など私が3人の日本の友人を連れて昼食時にいきなり伺ったことがあります。

友人たちを私の車に乗せて中部イタリア中を回っていたのですが、

途中で見たかった場所が見られずに予定が狂ってしまい、

また、イタリアでは昼食時間を逃すとレストランも閉まってしまい、

どうしようかと思案の挙げ句、

丁度近くにいたものだから、これこれ云々と電話をしたら

「ぜひどうぞ!」ということだったので、

お腹がすいて、背に腹は替えられないし、

また、日本人の友人たちに、

イタリア人の家の中を見てもらえるいい機会でもあったし、

押しかけることにしたのでした。

予想通りの大歓迎で、友人たちも大喜び。

今では笑い話のような、良い思い出になっています。

なぜ急に、しかも無性に会いたくなったのか???

もしかしたら、思いっきりハグのできる友人に会いたかったのかも知れません。

 

27/09/2021  Keiko


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