このメダルはミス・ユニバースの参加記念です。
当時私は大阪のモデルクラブに所属していました。
そこの女性社長にかわいがっていただきましたが、彼女は私に無断で
ミス・ユニバースニ登録していたのです。
主催者側から自宅に電話があってそれを受けた母が興奮気味に
「白い中ヒールを用意して下さいって言ったてよ。」と帰宅した私に告げて
初めてそういうことになっていると知りました。
焦りましたが、すでに事は進んでいたしお世話になっている(と、あの頃思い込んでいた)
方々に迷惑をかけてもいけないと思って白い中ヒールを買い(笑)
スケジュールに従って参加したのでした。
会場にはなんと高校の同級生がいたりしておかしかったのですが、
彼女は初戦で退陣してしまいました。
水着の審査になった時にインタビューがあり、審査員の方々に見た目だけではなくて
性格も好印象を与えなければならないのに私ときたらいかにも興味のないというか
もしかしたらふてぶてしいと取られたであろう、つまり精一杯の悪印象を与えたのでした。
それが功を奏したのかそこで私も退陣となりめでたく家に帰れたのでした。
何か小さなタイトルでもとっていたら私の人生は今とは全く違っていたかもしれません。
でも、そういうコンテストに参加する女の子ではいたくなかったのです。
かと言って事務所にも逆らえないし特に考えて対処したわけでもありませんが
あの頃結構恥ずかしがりやだった自分にしては、自分の気持ちがうまく
表に出たのでした。^^;
こんなことを別に人に話さなくても良いのでしょうが、
ふと、出てきたこのメダルを見たら若かったあの頃の私の思いを
誰かに聞いてもらいたいと思ったのでした。