メルマガ 18/05/21 Freelander

 

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N.006      Freelander


   

   2010年11月03日、Land Rover Freelander Td4 が私の足になりました。

  フリーランダー

  (写真はお借りしたものです)

  Sport Utility Vehicle 略してSUVは一雨降れば道路が水びたしになり、

  穴ボコの多いこのあたりの道路に最適でした。

  2500cc、177馬力、4WDは坂道の多いこのあたりの地形に最適でした。

  何故かピッタリとゴルフバッグが収まるラゲッジ。

  車高が高いので見晴らしがよく少しおおぶりなので女性の運転でも

  バカにされることなく渋滞の中でも存在感を発揮してくれていました。

 

  こうして過去形で書いているのはどうやらお別れの時期がきたようだからです。

  ここ2年ほどはちょくちょく修理工場にいることが多くなりました。

  最初はターボディーゼルの故障、それ以来ポンプ系の故障が相次ぎ

  ボンネットの中はほとんどすべて取り替えたような感じです。

 

  それ以外にも窓が上下できなくなって取り替えたり、

  その部品を隣の県の直営店まで自分で買いに行ったこともありました。

  そうそう一度は狭い夜道でトラックとすれ違いざまに左のバックミラーを壊してしまい、

  部品の注文もしたのに担当者がタイプを間違ったりして

  ずいぶん長いこと左のバックミラー無しで走っていたこともありました。

 

  毎日のように25km離れたゴルフ場に私を連れて行ってくれ、

  友人がきた時には北はシエナから南はターラントまで随分長旅もしました。

 

  室内はシンプルで、カーナビもなければコーヒーメーカーもありません。

  あはは、これは冗談、コーヒーメーカーはまだどの車にもついてないよね。(笑)

 

  車にも相性があって、すぐに仲良くなれるのと

  いくら時間が経ってもなんとなくしっくりいかないのがあります。

  このFreelanderとはすぐに相思相愛になりました。

 

  ペダル類が少し重いという評判ですがそれも全く気にはならなかったし、

  ひとつだけ苦労したのは、この車はま後ろの窓も開くのですが、

  その窓の開閉がいつまでたってもコツがつかめずうまく開け閉めできませんでした。

  ま、普段は開けることはほとんど無いのでそれも気にするほどではありません。

 

  シートも大型車のそれでしっかりしながらもふんわり感のある心地よいものでした。

  凸凹道を突っ走るので振動でスピーカーのカバーが外れたり

  天井の布が垂れ下がっていたり(これは購入時から)

  よる年波がそこここに見えていましたが追い越しだって問題なく、

  とにかく快適に何年も一緒に過ごしたのに。。。。

 

  ついにお別れとなると寂しいです。

 

  木曜日、ローマの北のSutriという街までコンペに行って

  帰宅した時に門を開けるときに車を降りたら

  なんだか音が騒々しいなと思っていたのですが

  金曜日、日本からの友人を迎えに駅へ行く途中でいよいよ調子がおかしくなりました。

 

  幸い、長年付き合っている修理工場も塗装工場も持っているタイヤ屋さんの

  社長が捕まったので相談したら「すぐに来い」というので昼休みでしたが行きました。

  残っていた社員が見てくれたらやはり修理のために車を置いて行けということ。

  おいて行ったら我々の足がありません。

  ふと近くに済んでいるゴルフ仲間を思い出して連絡したら

  ちょうどゴルフバッグを車に積んでいるところだったそうですが

  すぐに迎えに来てくれました。

  持つべきものはゴルフ仲間?(笑)

 

  彼女に家まで送ってもらい、

  その後は日本からの友人を日曜の早朝駅まで送っていくという課題があったので

  レンタカー屋さんに電話をしたり修理工場と連絡をとったりして過ごしました。

  修理工場とは30年近い付き合いなので他の車を後回しにして私の車の修理をしてくれて

  土曜日の昼ごろには大丈夫だろうという連絡を受けてほっと一息、

  その夜はなんと知り合いのレストランに送迎を頼んで夕食という

  これまでの友情を思いっきり頼っての数日となりました。(汗)

 

  さて土曜日、真っ白なマセラッティに乗って社長が迎えに来てくれて

  いざFreelanderに乗ったのは良いのですが、1kmも走らないうちにおかしくなりました。

  すぐにWhatsAppで社長と連絡をとったらひとりの修理工さんが飛んできてくれて

  彼いわく「大丈夫。」

  こわごわに走り始めましたがどうもハンドルが重いのです。

  パワステが故障したようです。

  それでも走っているとちょっとした上り坂で急にパワーを失いました。

  5速から4足速に減速してそれでも速度が落ちていきます。

  これはもうダメだと修理工場へ戻ることにしてUターンしようとしてドッキリ

  ハンドルが全く曲がらないのです。

  切り替えを10回ほど繰り返してなんとか元の道を戻りました。

 

  土曜日なのですでに閉まっている修理工場の前までなんとかたどり着くことができ、

  この間、ずっと社長とチャットしていたので彼がすぐにやってきて車の調子を見て

  「もう走ることを辞めたいみたいだね。」という言葉。

 

  そこの業務用車両を借りてうちに帰ってきました。

 

  Citroen IICV、Opel Corsa 1.5TD、Mazda Due、そしてこのLand Rover Freelander

  私の愛したクルマたち。

  次の車は???

 

2018年 05月 20日 Keiko


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