■□■□■出たっきり邦人・欧州編・2020・02・18 1697 ■□■□■
〓ローマの田舎町から〓
武漢肺炎
毎日、嫌と言うほど武漢肺炎に関するニュースを耳にされているとは思いますが、
時期的に、そして立場上イタリアのケースを一度は報告しておくべきかと思います。
イタリアでの感染患者はいまのところ3名、もしくは4名。
いずれも武漢からの帰国者で、2名は中国人ご夫妻。
もう1名は17歳のイタリア人青年(2月15日武漢より帰国)
今ネット上などで見つけられたのはこの3名のみ。
ただ、1週間前にローマ県の南隣、フロジノーネ県でも1名確認されたと聞いたことがあるのですが、
その方に関しては今、記事を見つけることができませんでした。
もしかしたら先週のは誤報だったのかもしれません。(そう願いたい)
ローマでは当初より隔離病院に収容されているので
いまのところ市内での感染は取り沙汰されておりません。
軍の施設での感染が心配されたようですが、検査の結果みな陰性だったということです。
横浜に停泊中のダイアモンド・プリンセス号にも35人のイタリア人が乗り合わせていますが、
今の所、陰性だということですでに検査を受けることができたのですね。
イタリアもここ2年ほど前から中国政府と何やら取引と言うか契約を取り交わしたので
中国への往来が以前よりは多くなっています。
そして、町の中にはたくさんの中国人が昔から住んでいます。
うちのような田舎町にも何件もの中華レストラン(含 チネジャポ)があり、
日用品を売るお店があり、スーパーなどでもよく見かけます。
イタリア人の冗談は辛辣ですから、このウイルスが出回り始めた頃、
「行列を回避するために中国人を貸し出します。短い列なら咳を一回、
レストランのいい席を確保するときなどには数回咳をしてもらえばいいでしょう
ご希望の方は、私ナポリのジェンナーロまでご一報ください」などと言った具合に。
でも、今やことが深刻になってきているのでそんな冗談も聞かなくなりました。
イタリア人も性根は人情深い人たちなのです。
ですから、一般の中国人に対して差別的な態度をとる人はほとんどいません。
ただ、それと中国政府のやり方を混同してはいけないでしょう。
遠くに住むものとして日本政府の対処の仕方に歯ぎしりの毎日です。
なぜ、中国からの来訪者を止めないのでしょうか?
なぜ、日本国内の医療関係者達のマスクが不足している時に中国へ寄贈するのでしょうか?
マスクや防御服を大量に寄贈してもそれは決して中国庶民の手には届きません。
中国共産党員の手にとどまるのみです。
しかもそういう援助をしている日本の領海や領空侵犯を
この時期に毎日のように行っているというのは何事でしょう。
もしかしたら、多くの日本の皆様はこういった事実をご存じないかもしれません。
経団連や政府関係者の圧力のかかったメディアでは事実を報道しないのですから。
どうか、インターネットで最新のそして事実を報道している番組をご覧ください。
自分の身は自分で守るしか無いようです。
できるだけ最新の正確な情報を手に入れて無駄な不安を取り除き、
するべき準備などは確実にしておくべき時なのでしょう。
早くこのウイルスが終焉することを願って。
18/02/2020 Keiko
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