メルマガ 21/03/21 アスパラジ

イタリアではアスパラガスのことを、

1本ならアスパラゴ、複数ならアスパラジと言います。

すでに何度かご紹介したように、我が家の庭には、3種類のアスパラジができます。

野生のと、苗を植えたのと、今回その様子をご紹介する

Zampe(脚)と呼ばれる根っこを植え付けたもの。

 

いつもは5月の初旬に気がつくのですが、

今は割と庭にでているので、すでに一度、野生のを収穫しました。

野生のアスパラ

こんな感じで生えていますが、普段はのもっと背が伸びた状態で

先っぽの柔らかいところだけを収穫します。

野生のアスパラ 野生のアスパラ

15年ほど前、もしかしたらもう少し前に

行きつけの園芸店に、見慣れないものがあったので

何かと訪ねたら、アスパラの根っこだとのこと。

「植え付けのの間隔は、自分の足の長さ2つ分だよ。」

「最初の年のは収穫しちゃだめ、株を育てるんだよ。」

というアドバイスを頂いただけで、何も調べずに植え付けたのでした。

今見て見ると、十分な間隔はとれていないけれど、

それでもあれから15年以上、毎年ありがたく収穫させていただいています。

もっと植えたいと思いながらも、なかなかZampeに出会わないことや、

今度こそ、ちゃんと大きな穴をほって、

と思うとつい億劫になって、そのままになっていました。

忘れていたと言ったほうが正確かも?(汗)

今年はたまたま思い出し、園芸店を回ったけれど、

3軒めにしてようやく見つけることができました。

それも、こんなきれいなパッケージに入って。

アスパラの根っこ

箱には、植え方の説明文や図があったので、

できるだけ忠実に植えてみることにしました。

まずは、この草の刈り取り。

用地

草刈機で刈っても、数センチは残るので、いきなりクワで、

地面ギリギリのところでカット。

草刈り後

そこを掘り返すのが大変でした。

十数年前に、電動の小さな耕運機を買ったのを思い出し、

使ってみたけれど、全く歯が立ちませんでした。

電動耕運機

これは、普段から耕している草のない場所を掘り返すにはいいでしょうが、

今回は、ベンチで待機です。

クワで、耕し始めましたが、このあたりは粘土質で、

もう何年も耕していないところだったので、ツルハシをもち出しました。

ツルハシ

最初は平らな方で耕していましたが、ご覧のようにねっとりとした土がくっついて、

重いし、うまく耕せないので、ついに尖った方での作業になりました。

もちろん、掘り返す幅は極めて小さくなりますが、まずは掘り返さないと…

10個のZampeがあったのですが、2つはかなり小さかったので、

8つの穴を掘り、小さな2つは鉢植えにすることにしました。

鉢なら家のすぐそばに置いておけるので、生えてきた時に見逃さないでしょう。

これまでも、畑に植えたものが伸び切ってしまって、

悔しい思いをしたことがあるので、その防止策になるのではないかと?

まずは牛糞の元肥です。

元肥

この元肥に直接根っこが触れるといけないので、あまり栄養分のない土で覆いました。

種まきなどに使えるタイプの土です。

無肥料土

少しこんもりさせて、いよいよZampeを置きます。

zampe

よく見ると芽が動き始めているのがありました。

その上にかける土は、箱にある説明文では、掘り出した土に少し砂を混ぜて

埋め返すとありましたが、土の状態がよくないので、黒土も混ぜることにしました。

まずは川砂、これも湿っていて20リットルということでしたがその重いこと!

川砂

行きつけの園芸店で最高の黒土、店の人が「もったいないけど」って。(笑)

黒土

沢山の土を混ぜるのは大変なので、一つの穴ごとの分量にしました。

砂が2,黒土が3〜4、残りが元の土といったところでしょうか?

もちろんいい加減です。穴ごとに配分は違っているでしょう。

土のブレンド

で、なんとか出来上がりました。

完成

説明文には、深さ35cm位、ただし覆う土は半分ほどの高さまで、こんもりと。

2年目にさらに土を足して、3年目にすっかり穴が埋まるように、とありました。

そこで、今回私の掘った穴はおそらく25cmほど、

来年はもっと盛り土をして、3年目には周囲に囲いを作って

もっと、盛り上げることにしました。

これで、かなりの体力が節約できます。(汗)

隣には、すでに長年収穫しているアスパラジの植わっているところがあるのですが、

パッケージによると、『約15年収穫できる』とあったので

ちょうといいタイミングだったかもしれません。

とにかく、そちらの雑草を取り除いてみると、

すでに頭を出してたのを知らずに、刈り取ってしまったのがあって残念でした。

 

とにかく、ロックダウンを気鬱にならずにやり過ごすには、庭仕事は最適です。

21/03/2021 Keiko