Rudy永久に

もしかしたら….

Rudyの死期が近づいているのかもしれません。

もう2時間近くも荒い息をしています。

腹ばいになっている全身が、大きく揺れる息づかいです。

昨年の暮あたりから、時々食欲がなくなり、

動きが緩慢になったりすることがありました。

 

でも、1日〜2日で元気を取り戻し、また子犬のようにじゃれたものです。

 

 

 

ここまで書いて…..

 

17:50 Rudyは永遠の眠りにつきました。

それはあっけなく、我々の手を煩わせずに行きました。

今朝まで、私を起こし、朝食を食べて、私の後ろをついて歩き…

私には、歯医者さんの予約があったので 11:30に家を出ました。

大掛かりな処置で、2時間近くもかかって、家についたのが2時半頃。

いつもなら車の音を聞きつけて、戸口で待っているはずの

Rudyが姿を見せないので、家の中に入ってもまだその姿が見えないので

不思議に思いながら2階へ上がってみると、ベランダで寝そべっていました。

 

私の姿を見ても、起き上がろうとしないので、

ああ、また調子が悪くなったのだなと、そのままにして下に降りました。

しばらくすると彼も降りてきて、ソファの後ろにうずくまっていました。

私が庭に出るとゆっくりと後を追ってきました。

日陰に横たわったRudyのそばでできる仕事、花がら摘みなどをして様子を見ていました。

 

で、次第に息遣いが荒くなっていったのです。

ネットなどでも検索してみましたが、

Rudyに該当するのは老衰によるものだと思い、獣医さんへ駆け込むのはよしました。

怖がらせないで、静かに送ってあげたかったのです。

もう覚悟はできていました。

 

私を見る目が何かを訴えていたし、時々歩いて移動していましたが、

足がもつれそうだったし、荒い息遣いが続いて……

早々と庭仕事を片付けて家に入ろうとしたときに、

またどこかへ移動しようとしたので、

「Rudy、お家に入ろう!」と行ったらゆっくりと着いてきました。

 

家の中でも時々居場所を換えて、もちろん私の周りで。

最後は私のPCデスクの横に寝そべっていたので、

このblogを書き始めたのでした。

で、ある時荒い息がピタと止まりました。

すぐに2階に陽介を呼びに行きました。

そうそう、息子は3週間ほど前からローマに帰ってきていました。

なぜならフィアンセの父上が入院なさったからです。

で、彼女の家と我が家とを行ったり来たり。

今日は10日ぶりくらいに朝方帰ってきていたのでした。

 

うたた寝をしていた息子は飛び起きてRudyのもとへ。

何度もその名を呼んで、体を揺り動かすと、

また、少し息をしはじめました。

ただ、それは本当にただ体が勝手に息をしているというふうで、

5秒に一度くらいの生気のない呼吸でした。

そして、それも止みました。

 

少しの間、陽介に別れを告げるための時間だったように思います。

でなければ陽介は死に目に会えなかったことになりますから。

 

その後しばらく、母子で慰め合い、Rudyを偲び、

二人で大きな穴を掘り、いくつかのおもちゃと好物の食べ物と一緒に

Ken, Hana, N( エンネ)の眠っている横に葬りました。

たくさんのしろいスイセンが咲いていました。

 

 

 

 

 

Keiko

italia-keiko.net

1985年、ローマに恋をして住み着いてしまった私。でも人の生活はどこでも同じ。 泣き笑いはどんな言葉を話していても同じ。だったら楽しく生きたいね。

Rudy永久に」への14件のフィードバック

  1. とうとうRudyが・・・
    覚悟していても辛いね。
    犬怖がりの私にも小さい頃は戯れて戯れて。
    おとなになってからはそばにいるだけで戯れはなくなり成長を感じていました。
    いつでも子供のままKeikoさんに甘えていましたよね。

    エンネの死は知らなかった!
    親より先に逝ってしまったのね。

    ワンニャンが安らかでありますように。

    1. 犬怖がりの人には申し訳ないくらい、お客様にはいつも興味津々で、
      飛びついたりするから(私にはほとんどしたことがないのに)
      恐れられたり、でも絶対に噛まないことがわかると可愛がられたりしていました。

      エンネはかわいそうに、誰にも看取られずに逝ったのよ。

  2. ええーーーー
    まだ子供だったんじゃない?と思ってたら、もう11才にもなってたのね…
    はじめて会ったとき、枝をくわえてずるずると引きずってる姿がおかしくかわいく。
    苦しまずに逝ったようなのでそれはよかったわね。
    RudyロスにならないかKeikoさんを心配してます。

    1. 2時間ほどは息が荒かったけれど、注射されたり、点滴されたり
      たくさん薬を飲まされたり…そんなことがなかっただけでも良かったなと。

      Rudyロス…きのうは息子がいてくれたし、
      今日もゴルフに行ってきたけれど、この先じわっとくるかもね。

  3. 悲しいです、淋しくて悲しいです。
    陽介くんがいて本当に良かったです。
    なんか、なんにも言えないけれど、Rudyくん、良い子です。

    1. Rudyは、本当に良い子でした。
      苦しい息の下で、優しい眼差しを注いでいくれていました。
      辛そうな姿を見せなかったので良いイメージだけが残っています。
      そんなところも本当に良い子でした。

  4. 悲しい。。。
    私もRudyは、まだまだ若いと感じていました。

    いつかお別れが来ると解っていても、やっぱり辛いね。

    安らかな旅立ちだったのが救いです。

    1. 数年前にボクサーをなくした方といつもいっしょにプレーするのですが、
      彼らも夜中からまる一日抱いていた手の中で息を引き取ったそうで、
      安らかに逝ってくれてよかったと言っていますが、
      Rudyは、ほんの2時間あまり、我々に心配させる最短時間で旅立ったように思います。
      伝わるかな?
      うまく言えないんだけれど、私を悲しませないために一生懸命だったという気がするのです。

      1. Keikoさん、伝わってるよ。
        ほんとにけなげだよね。
        Yoskeくんとのお別れも、ちゃんと待ってたしね。

        1. 陽介がね、とっても大人だったことも嬉しいことの一つです。
          もっと取り乱して騒ぐかと思ったんだけど、静かに私のしたいようにしてくれて、それでも、おもちゃや食べ物のことを思い出してくれて、辛い穴掘りも一生懸命やってくれて…
          その後も頻繁にメッセージをくれたり、昨夜も夕食にわざわざやってきたり、Rudyをなくした私のことをとても気遣ってくれています。
          Rudyの死が陽介を一回り大きくした気がします。

      2. わかる、と思うわ。

        もし誰もいないところで逝ってしまったら、いつまでもKeikoさんが悲しみ後悔し辛いと思う。
        陽介君がたまたまいたことも偶然じゃないような気もする。
        それまで元気で、もし目の前で亡くなったとしても、あっという間だったらいつまでも亡くなったことが信じられない。
        もしかして…と思える日々が続き、死を覚悟する時間を2時間与えてくれた。

        Rudyがそう考えてたかどうかは分からないけど、状況からそう思えるよね。
        母があれよあれよという間に入院し1日だけ元のようであっという間に何もわからなくなって亡くなってしまった。
        頭では死んだと分かってるのに、心のどこかで信じられない自分がいるの。
        Rudyはほんといい子ね。

        1. Rudyがいなくなったことは悲しいけれど、後悔せずに済んだことがありがたい。
          >陽介君がたまたまいたことも偶然じゃないような気もする。
          そうなのよね、本当にたまたまだったんだもの。

  5. keikoさん
    心からお悔やみを申し上げます

    しばらくPCから離れていて 久しぶりに立ち上げたら いきなり悲しいお知らせで なんとコメントしていいのか混乱してしまいました。

    陽介君は もう立派な大人の男性になりましたね。自分の悲しさをおいて 母親を労わることができるなんて と 思いました。
    頼もしいです。
    生き物と一緒の生活は そんなことを乗り越えていかなければならないって Keikoさんは すでにたくさん経験済みですよね
    それでも やっぱりこの悲しみに慣れることはないのでしょうね
    去年 従妹が目の中に入れても痛くないほどのトイプードルを亡くしました。次男夫婦が大切に大切にしていたメイクイーンという大型の猫を亡くしました。両方とも いまだ悲しみが癒えないみたい!!
    二人は仕事に精を出すことで元気を取り戻しています
    Keikoさんには ゴルフがあるし。
    お家に一人でいるとき とっても寂しいでしょうけれど 頑張ってね

    1. hitomiさん、ありがとう

      KenやHanaのとき、どんなふうに乗り越えたのか覚えていないけれど、今度も乗り切れると思います。
      まだやんちゃなメス猫が3匹もいて、Rudyがいなくなったせいか、私がソファに座るとほぼいつも3匹に取り囲まれています。

      Rudyの様子がおかしいと思ったときに、2日後に迫っていた遠出のコンペに行くのをよそうかなと思い始めていたんです。
      そしたら、その気持ちを見透かすかのように逝ってしまって。。。
      だから、ゴルフで乗り切るしか無いわね。

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