001 今年もよろしく
年末年始のご挨拶もできぬまま、すでに大寒も過ぎてしまい ました。
こんな怠け者ですがどうか本年もよろしくお願い致します。
イタリアの今の季節の行事はすでにお伝えしてきているので 今日はうちの近況報告です。
年末のある日、息子のガールフレンドとその兄とさらにその ガールフレンドと
つまり二組の若者のカップルにそれぞれの両親が付き合う形 で夕餉の時間をもちました。
日本人の感覚では難しいことかと思われますが、こちらでは わりと普通のことです。
ガールフレンドですから、婚約者ではないのですから。
こうして婚約者になる前にガールフレンドと仲良くなれれば その後の問題も多少は回避できるかも？
ただ、ガールフレンドですから入れ替わりもままあります。 （笑）
うちの息子は不器用で今のGFとは高校時代に知り合って、
息子がアムステルダムにいた間はやはりその距離が二人の中 に横たわっていましたが
息子のバイク事故の時に彼女が見舞いに来てくれて以来また 交際が始まったようです。
この先どうなるのかは誰にもわかりませんが、今は家族ぐる みの付き合いです。
息子のガールフレンドの兄は2018年イタリアの pizza職人のコンテストで1位に輝いた方です。
息子とは音楽を通じてまるで本当の兄弟のように時を過ごし てきましたが
1年半ほどPizza職人としてフィンランドへ行っていた こともあり、
しばらく見ない間に成長したなと思います。
料理が有名なイタリア、料理が重要なイタリア、近年その熱 は更に高まっています。
そんな中でPizza部門で一位になりながら国営放送のイ ンタビューには逃げてしまった恥ずかしがりやさん。
ちょっとイタリア人にしては珍しいとお思いでしょう。
でも、結構いるのですよ恥ずかしがりやさんが、我が息子の 他にも。（笑）
では、その彼が作ったPizzaの数々を写真でご紹介して おきます。
これは、Baccaraと言ってシオダラを戻したものが のっています。
これは私がオーダーしたもので、レピーニ山という名がつい ています。
レピーニ山はうちの近くの山ですがなぜこの名が付いている のかは知りません。
Pizzaのベースの上に生ハムとモッツァレッラが乗って いるものですが、わたしは
カプリッチョーサといういろんな具ののったのが欲しかった のでそう言うと、
きのこのオイル漬けを追加してくれました。
ピンぼけになりましたがこちらはTerracina（テー ラチーナ）という町の名がついています。
普通ローマではアンチョビののったPizzaは Napoliと呼ぶのですが…。
何か難しい聖人の名が付いたしろ生地のピザ。スペックと チーズがのっています。
もちろんみんな薪で焼いたもので綺麗な焦げ目がついていま す。
家族を目の前にしてもピザ職人のSimoneは一瞬たりと も休む暇がありません。
イタリア人はおしゃべり好きですから
Pizzaを食べ終え たあとも食後酒やコーヒーを飲みながら
あれやこれやとおしゃべりしているうちにオーダーストップ になって
やっとSimoneも開放されました。
ひとしきり抱擁を交わし若者4人を下町に残して親たちは帰 途に付きました。
2019年 01月 21日 Keiko
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