メルマガ 21/05/31 ニームオイル

ニームオイル

バラを育て始めて16〜17年。

最初っからわんにゃんがいたので、殺虫剤は使わず。

でも、バラにはアブラムシがつきもの。

小さな小さな虫だけど、大量についているのを見るのはゾッとする。

そこで、どのように退治してきたかと言うと

退治ではなく逃していました。

 

毎朝水遣りのときに勢い良く水をかけて、

彼らを蹴散らしておりました。

でも、そのへんに散らばっただけの彼らは、

翌朝には、また元の位置に戻っていたのです。

アブラムシはさほど甚大な被害を与えるものではなく、

ただ見た目が許せないというもので。(笑)

そもそも、特に湿気の多い日本では、バラの花やつぼみに

水をかけるのは厳禁!

すぐに黒点病が発生してしまいます。

こちらは日本に比べると、梅雨もなく乾燥していますが、

それでも、やはり頻繁に水をかけていると黒点病が出てしまいます。

だから、毎朝水をかけながら、

見つけた黒点病に侵された葉っぱを取りながら、の繰り返しでした。

 

うちのバラに点数をつけたら、落第点ギリギリの40点ぐらいでしょうか、

まぁ、それで満足しながらやってきました。

ご承知のように、ゴルフと出会ってからは、庭は二の次になり、

それ以前にも、更年期うつであまりこまめに面倒を見ずにいた時期もあり、

ひところ100種近くを数えたバラたちも今数えてみたら60種ほど。

まぁ、それでもよく残ってくれていると感謝です。

 

前置きが長くなりましたが、

今年、アブラムシ退治に新しい手法を取り入れました。

これも正確には退治=殺虫ではなく

バラからアブラムシを遠のかせるという手法なのですが、

ニームオイルを取り入れました。

ニームというインドに育つ樹木があるのですが、その実を搾ったオイルです。

 

あまりいい香りがしない、害虫たちが嫌う臭がするもので、

そのオイルのついた葉っぱを食べると食欲を無くす効果があるそうで、

結果、バラの新芽や蕾に近寄らなくなるのです。

ただし、謳い文句では、1週間に一度の散布とありますが、

それはおそらく春先のことで、今の時期は3〜4日おきに散布しないと効果が持続しません。

それでも、バラの蕾にアブラムシのいない姿を見るのはとても心地の良いものです。

 

プラス!

武漢肺炎のせいで、使い捨て手袋を使用する頻度がまして、

その手袋をして、アブラムシをキッチンペーパーで捕まえて

押しつぶすという物理的な攻撃にも出ることにしました。

私も強くなったものです。(笑)

 

バラの中にはニームオイルに弱い種もあるようで、

例えばハマナスは、若い芽が枯れてしまったところがあります。

ハマナスの葉っぱは独特で、ザラザラしていて、凹凸も多いので、

おそらく、他のバラたちの葉っぱからはオイルがすぐに流れてしまうのに、

ニームオイルをより多くとどめてしまうのでしょう。

散布は夕方にしているのですが、沢山残っていると、

翌日の日中にそこが焼けてしまうのではないかと思われます。

このハマナスの新芽にこそ、アブラムシが嫌と言うほどくっついているのに。

 

ま、適材適所で対応していかないければなりませんね。

で、冒頭の写真ですが、ニームオイルを散布するときに、

定着剤を一緒に混ぜる必用があるということで、

アマゾンで、セットになっているのを購入しました。

慣れれば、天然素材の洗剤で代用できるようです。

この他にも、酢にニンニクと唐辛子を漬け込んだものも用意しました。

これはまだ使っていませんが、やはり害虫を遠ざけることができるそうです。

ということで、18ホールのラウンドをした後に、

更に3〜4時間、庭仕事をする日があり、

すでに露出しているところは真っ黒に日焼けしてしまっています。(笑)