N.012 NOVITA’
Novitàというのは、ニュース!という意味。
一大ニュースです!
なんと、薬の処方箋を、診療所に行かずに受け取ることができるようになりました。
今回の武漢肺炎事件との関わりがあるのかどうかは定かではありませんが、
一つは、E-mailで、添付ファイルとして送ってくれる。
そのファイルをプリントアウトして薬局へもっていく。
ただし、プリンターがなかったり、うちのようにインク切れだったりということもあります。
そこで、より迅速で強力な手段が、WhatsAppに処方箋の写真を送ってもらうと
その写真を見せるだけで薬が手にはいるというものです。
(厳密にはE-mailへの添付ファイルでも同じことではないかと後で気づく、
ここではあくまで私のホームドクターの説明に沿って書いてきた。)
さて、半信半疑で翌日薬局へ行ってきました。
すると薬局で私の提示した写真をプリントアウトしてくれるのです。
私は、スマホの次のような写真を見せるだけ。
バーコードは写真からもしっかり読み取れるのですね。
こうして、しっかり希望の薬を手にすることができました。
薬局で、「このシステムは今回の武漢禍が終わっても続けてくれるのでしょうか?」と聞いたら、
薬剤師さんは、「さぁね。」と首をひねりながらも「そうあってほしいね。」と言っていました。
医師にとっても、電話一本で済むことで、処方箋をプリントアウトする手間は同じ、
待合室が混み合うことを防げるし、
薬局にしても、今までは処方箋が間に合わない緊急事態などがあったけれど、
そういうことも少なくなるでしょうし、我々患者側にとってはそれは素晴らしいこと。
時間の節約だけでなく、診療所での待ち時間に他人から風邪を移される心配もなければ、
駐車場を探し回る必用もないし、万々歳。
三方うまく収まるこんな方法を続けない方はないと思うのですが…
イタリアはおかしなところで、あまりに便利なことはすぐになくなってしまうのです。
今まではそうでした。
今や時代も替わったのだし、ぜひこのまま行ってほしいと願うばかりです。
2020年 05月 06日 Keiko
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