N.016 誰もいない海
♬ 今は〜 もう秋〜〜〜
誰も〜 いない海〜〜〜♬
トア・エ・モア、大好きだったぁ。
今年は一度も海で泳がなかったばかりか、海を見たことさえなかった。
そこで、そろそろ誰もいないだろうと、いつもPaoloが行く海を見たくなって行ってきた。
ローマの空港の少し北。
夏はスクーターでないと、混み合うから遠慮していたけれど、
そろそろ誰も行かないだろうと思って出発したのに、
しばらく天候がぐずついた後のスッキリとした秋晴れの今日は、
多くの人々が我々と同じような思いを抱いていたようで、
海への道は結構混み合って、海岸脇の駐車場もほぼ満杯。
砂浜の海岸沿いを、犬を連れたり、親子連れや、
若いグループなどがマスクをつけて沢山行き交っていた。
海なのにマスク!
沢山の人出とはいえ、他人との距離は何メートルでも取れるし、
殆どの人が歩いたりジョギングをしているというのに。
イタリアも、日本とまったく同じで、偏ったマスコミの報道や、
にわか細菌学者たちの偽情報に政府が惑わされ、
その政府の指導のもとに、殆どの場所でマスクが義務付けられている。
摘発されると、高い罰金を払わされるというので、皆怖がってマスクをしているのだ。
マスク無しは、我々夫婦の他にはほんの数人、
その中のひとり、看護婦さんと少し立ち話をした。
圧倒的少数派の我々、彼女も波長の会う我々に
普段思っていることをぶつけてウサを晴らしたようで、
7歳だという娘さんが「マンマ、お友達なの?」と尋ねに来るほどだった。(笑)
とにかく、海はいつ行っても気持ちがいい!
鉄分の多い、黒っぽい砂浜だけど、延々と続く砂浜、
振り返ればローマ時代の別荘跡、
はるか先には中世のお城、
こんなロケーション、ちょっと他にはないよね。
更に、帰りがけに馬で、散策するグループに出会った。
悪くない景色。絵になりすぎ!
海沿いのレストランで、美味しい魚料理をと思って出かけたのだけれど、
シーズンオフで、開いているところがほとんどなく、
僅かに開いているところには行列ができていて、
我々にはピンとこない。
ローマのアパートに帰って食べることにした。
細くて四角いトンナレッリにゴルゴンゾーラのソース!
美味しかったぁ。私には久々のパスタ。本当に最高でした!
2020年 10月 18日 Keiko
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