Agis 50anni di anniversario!

シニアコンペを主催しているAgis(Associazione Golfisti Italiani Seniores)が、

今年50週年を迎えるということで、今日、その式典が行われました。

というほど大したことではないのですが、丁度会場となった

Olgiata というゴルフ場(イタリアンオープンなどが開催される名門コース)も

60周年記念の年ということで、今日はローマだけではなく、

近隣の州からも遠征組がいて沢山の参加者で賑わいました。

このコンペには、私が個人的にブービー賞を出しました。

イタリアには普通ブービー賞という習慣はありません。

でも、可愛い賞だと思うので、そして、自分がとりそうな賞でもあったので(笑)

50年代の手法で作ったと言われるスプマンテ(発泡性ワイン)と、

可愛いゴルフバッグ(時計付き)とをプレゼントしました。

その賞を取ってくれたのは、幸いにも私の尊敬するコンスタンティーノさんという方で、

彼は、私が初めてこのシニアコンペに参加したときにとても親切にしてくれた方なのです。

プレーも上手な方なので、なぜこんな賞を?と思いましたが、

膝にプロテクトをつけておられたので、おそらくはその辺りのせいでしょう。

何も聞かずにおきました。

でも、私が、スプマンテの説明をすると嬉しそうに聞いてくださり、

ひとしきり、昔話に花を咲かせることができました。

遠出をする時には、時たま隣町の友人を拾っていきます。

彼女は、私より10歳ちょっと若くて、ゴルフ歴も10年ほど長くて

いつも良い成績を残す方です。

特に今日は、バーディーを3つもとって

彼女自信が、「今日は記念すべき日で、きっと一生の思い出になるでしょう」

と言う日になりました。

私の立場から言えば、「私もその場に居合わせたんだよ!」

と言えるぐらいでしょうか?(笑)

 

私個人的には最悪の出来で、ブービーメーカーだったのではないかと思います。

幸いなことに、私をよく知る人たちとのラウンドだったので、

醜いスイングでも、誰も私を軽蔑することなく最後まで付き合ってくれました。

私が、唯一誇れることといったら、いくらプレーが乱れても

決して平常心を失わないこと、不満足な顔を見せないこと。

多くのプレーヤーは、普段通りのプレーができないと、自分自信に怒り出します。

でも、その仕草は同伴者たちにも少なからず不快感をもたらします。

私は、決して自分自信に怒りません。

それは自分を許しているのではなく、本当の自分を探しているだけなのです。

もっと正確に、もっと遠くに、もっとエレガントに

スイングすることができるはずでしょう?

何がだめなの?どうして今日はこうなの?

一日中、こうした疑問を自分自信にぶつけるだけなのです。

 

もしかしたら、もっと怒ってもっと奮起していい成績を収めるべきなのかもしれません。

でも、そういう精神状態になれないのは、スポーツだの競技だのということに

ずーっと無関係に生きて来たからなのかもしれませんね。

 

とにかく、今日も元気で(途中脚がつって辛い思いもしましたが、)

友人たちと笑い合うことができて楽しい1日だったと思えることが幸せです。

 

 

Keiko

italia-keiko.net

1985年、ローマに恋をして住み着いてしまった私。でも人の生活はどこでも同じ。 泣き笑いはどんな言葉を話していても同じ。だったら楽しく生きたいね。

Agis 50anni di anniversario!」への6件のフィードバック

  1. >私は、決して自分自信に怒りません。

    それは自分を許しているのではなく、本当の自分を探しているだけなのです。

    もっと正確に、もっと遠くに、もっとエレガントに

    スイングすることができるはずでしょう?

    すごい!達人と言えるのでは?

    皆こういう心境にならないというか、なれないよね。

    すばらしいわ、尊敬する。

    マスターズに優勝した松山さんもインタビューで「今日は怒らなかった」というようなことを言ってたわ。

    比べたらいけないけど、私のテニス時代はミスすると友達と大笑いしてた。

    1. いやいや達人だなんてとんでもない。
      ただの負け惜しみかもです。
      でも、自分の制御ができなかったら周囲のひとに不快感を与えるよね?
      我々日本人は、子供の頃からしつこいほどに、他人に迷惑をかけないように!と教わってきたからね。

      >私のテニス時代はミスすると友達と大笑いしてた。
      そうなのよ、私も大笑いしちゃう。
      それが不真面目だって叱られたこともあるけれど、賛成してくれるひともいることだし、
      そういうことって、治そうと思ってもできないよね?

  2. 怒りのコントロールって一番難しいことじゃないですか。
    それを実践しているKeikoさんの知り合いとして、私は鼻が高いです。
    Keikoさんがそういう人ですっごく嬉しい♪
    私もがんばります(^^)

    1. まったまった、加藤シャン、私も割と気が短いところがあるんですよ。
      でもね、ワンラウンドって結構長くて、
      何時間も一緒にいる人たちとはできれば和やかに過ごしたいじゃないですかぁ。

      ま、平常心を失っていないぞと周囲に思わせることが私の最高の防御なのかな?
      とにかく、ラケット折ったり(あ、違う世界だった、(笑)クラブを放り投げたり、
      グローブを地面に叩きつけたり、いろんなことをする人がいますが、
      たかがゴルフじゃないか!とは思えないのでしょうかねぇ。
      たかがゴルフ、されどゴルフなんですが。(笑)

  3. 50周年の記念大会に参加できるだけでもすごいです。
    ブービーって取ろうと思っても取れるものではないですよね。
    このゴルフバッグ可愛い!
    日本じゃお目にかかれないわ。

    怒りのコントロール、難しいですよね。
    私の場合は始めた頃は自分の力量もわきまえず
    こんなはずじゃないってよく怒っていたわ。
    今は、コントロールじゃなくただ年齢で
    怒る気力がもったいなくって怒らなくなりました(^^)

    今回初めて3番ウッドを買いました。
    今までウッドは4と7しか使ってなかったから。
    効果があるといいんだけどね^^

    1. Toshiさん、ほぼ先着順で参加できたのですよ。(汗)
      私は、怒りをコントロールしているんじゃなくて、腹がたたないと言った方が正解かな、自分のスイングに関しては?
      マナーを守らない人なんかには怒りますよぉ。
      私は3番と5番を使っています。主に3番はティーショットに使います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください