オルチャ渓谷へ

Gubbioのホテルでの朝食は、
大きなピアッツァ・グランデの一角に設置されたテーブルでとりました。
少し肌寒いかと思いましたが、さわやかで気持ちがよかったです。

カフェテラス
何世紀もの歴史のある広場を独占できるのだからこんな機会を逃す手はありません。
イタリアのホテルでも最近はハム・チーズ・ヨーグルト・果物などを出してくれるようになりました。
まだまだ日本のホテルのようなわけには行きませんが、
その分、飲み物はちゃんと個別にサービスしてくれます。
(日本で私が泊まったところは飲み物もセルフサービスでした)

時間を勘違いしたYukoさんが少し遅れてやってきて、
今日のコースの確認をして、私はReikoさんに付き添ってもらって、
昨夜車を置いたところまで写真をとりながら行きました。

朝早くには少し雲が出ていましたが、このころにはすっかり青空が広がり気持ちの良い朝です。

GubbioからPerugiaのほうへもどり、そこからFirenze方面への準高速にのります。
準高速と書いたのは、道路の仕様は高速道路並みですが、
若干制限速度が遅くて無料の道路と言う意味です。

カーナビに任せておくと最短距離や最短時間でいけるルートを探すので、
途中で湖を通るかどうか確認しようと思いPCをあけましたが、
ネットに接続するためのキーを持ってきていなかったので断念し、カーナビに任せることにしました。

そうこうしているうちに視界に大きな湖が入ってきたので、
適当なところで準高速をおり、湖の観覧船などが発着する波止場の駐車場に入りました。
ここでうれしいサプライズ!
駐車券を買わなくちゃと思うまもなく、前方から若い男性がやってきて、
私に2時間も余裕のある駐車券をプレゼントしてくれました。

たった2エウロのことですが、そのタイミングのよさに3人とも大感激。
「こんなこともあるのねぇ。」
「でも、なぜ予定を変えたのかしら?」
「待ち合わせた人が来なかったのかしら?」
などなどわれわれの憶測は果てしもなく続き、(笑)
近くの喫茶店(Bar)の席に座ってしばし湖を眺めおしゃべりしました。

この湖は数年前、テレビで紹介されていたのを見たときには
漁師さんが湖の水をくんで飲んでいましたが、やはり波止場付近は少し汚れていました。

でも、こんなかわいいファミリーに出会えましたよ。(クリックで大きくなります)



湖の中にいくつかの島があり、自然がよく残っているそうです。
偶然ながら、指圧師のマルコは太極拳の指導者でもあり、
13日の日曜日に子供たちをつれて合宿をしたばかりのところです。


さて、駐車券の時間はまだ残っていますが、われわれは次の目的地、
世界遺産の「オルチャ渓谷」へ向かうことにしました。

も一度準高速に乗り、再度降りたところはすでにトスカーナの丘陵地帯。
なだらかな丘が続く中を、Montepulcianoに到着。
ホテルは城壁の1歩外に位置しているし、まん前に無料駐車場があって、
ポーターはいないけれど、まずまずの条件です。

Gubbioのホテルは☆☆☆☆、こちらは☆☆☆
建物も城壁内と城壁の外とでは歴史の重みはぐっと違ってしまいますが、
遠距離バスの発着場がそぐそばなので、
ここに数日滞在して、そのバスであちこちへ行ってみようという
Yukoさんにはまたとない立地条件を備えたホテルかもしれません。


チェックインをして、すぐに城壁内へ行きました。
上り坂が続くのでゆっくりとした歩調なのですが、
それでもYukoさんにはきついらしく、Reikoさんが後ろから押してあげていました。
私は、好天気だと呼吸困難が出てくるので冷たく見放しておきました。^^

さて、もう2時を過ぎています。
早くレストランを見つけないと食べそびれてしまう可能性があり、
あせって、その辺の人に聞いたところに入ろうかと思いましたが、
いってみて、そこで食べていた方のパスタを見ると、どうしてもその気になれずに
また少し良いところを探してみました。

どうも表通りでは、観光客用のレストランが多く、価格は安くても味はどうなのかなぁという感じです。
今日はReikoさんが「フルコースを食べたい!」と言っているし
せっかくここまで来たのだから地元の美味しいものを味わいたいと思っていました。

表通りからちょっとそれたところにあるレストランを覗いてみたら、
なかなか雰囲気がよさそうなのでそこに入ることにしました。

実は先にも、そこへ行こうと近寄ったところ、看板に「自然のクーラー」と書かれていて、
エアコンがないんじゃ今日は暑いからつらいかなぁと思ってやめたのでした。
チョークで書かれたメニューもあてがいぶちのような気がしたから。
そのときには中を覗かないで引き返したのでした。

はいったらいきなり奥のほうからご主人が両腕を広げて歓待してくださり、
Yukoさんは、私の知り合いかと思ったほどです。
それくらい満面の笑顔で、こちらに「私の大事な人」と言う印象を与えてくれるイタリア人が最近は少なくなってきました。

店内ではパバロッティーのコンサート風景が大画面に映っていました。
突然ボリュームを上げるからどうしたのかと思ったら、
パバロッティと店主とが「オー・ソレ・ミオ」を一緒に歌ったのです。^^
きっといつもなのでしょうね。
店主は体格のいいかたで、その声量は本職かと思えるほどでした。

すっかり感激したわれわれは、メニューも彼の勧めにしたがって、
3種類の手作りパスタと、有名なビステッカ・フィオレンティーナを注文しました。
これは、ぜひ今回の旅行中に食べようと思っていたのですが、
3人でも食べきれない大きなのがやってきました。


パスタも、ビステッカ・フィオレンティーナも、横についてきたポテトのアロストもとっても美味しく、
地元の赤ワインとともに、どんどんおなかに収まっていきました。

Reikoさんはフルコースといっていましたが、もしも前菜を食べていたとしたら、
きっとお肉は入らなかったでしょうし、デザートなんてとんでもないと言う感じで
3人とも満腹になりました。

食事の合間合間に店主がやってきて、もうこちらが天に昇りそうなくらいのお世辞を並べてくれました。
お世辞とわかっていても、その言い方しだいでは気持ちの良いものです。

遅くに入ったわれわれは最後の客となり、お会計を頼むと
しばらくして「シェフに合わせるから奥に着てくれ」と言うので、3人で会いに行きました。
そのシェフは、なんと彼の奥さんなのでした。

このレストランは、レストラン学校などの協会が発行しているイタリア中の365件の優秀なレストランの中にも入っているところでした。
日本人のコックさんも、インターネットでここを見つけて修行に来ていたこともあるし、
ローマの日本大使館の方がたも、時々来るのだそうで、われわれをも大歓迎してくれたようです。
おおむねどこに行っても日本人は歓迎されますが。^^


さぁ、ゆっくりとお昼を終えたら、この町の散策です。
食後の上り坂はきついので、ゆっくりとゆっくりと。
ところどころからすばらしいオルチャ渓谷の景色が見えます。


たいていどこの町でも、古くからの町は頂上に重要な広場があって、
その広場の周りに、その町の重要な建物、ドゥオーモや、市役所などが建っているので、
そういう広場までたどり着いたので、一応ここ、モンテプルチャーノの町も見学したと言うことで、ゆっくりとホテルに向かって降りていきました。

途中でかわいい手作りの洋服を売るお店があり、Reikoさんは素敵なドレスをゲット。
私は別の店で普段着ようのスカートを2枚。
ブルー系と、茶系のどちらかに決められなかったので両方とも買いました。(笑)

ホテルに荷物を置いてトイレを済ませたら、今度はまたオルチャ渓谷のドライブです。
時間の都合を見て、もしも余裕が会ったらぜひお二人に見せたかったところでお連れしました。

でも、長くなったのでここからは次回に。

About Keiko

イタリアの日本ファンと日本のイタリアファンが、それぞれより理解を深めより好きになれるようなお手伝いができることを願ってHPを立ち上げました。 このblogでは生のイタリアの生活をお伝えしてまいります。
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8 Responses to オルチャ渓谷へ

  1. まこ says:

    上り坂の苦手なYukoさんに自分自身を重ねてしまいました(苦笑)。
    私は坂と聞いただけで拒否反応が出てしまうほどです。
    小柄なReikoさんにはきつかったでしょうね。
    お疲れ様でした。
    それでもイタリアの景色のすばらしさに惹かれてYukoさんは通い続けるのでしょう。
    Yukoさん、頑張って!
    楽しい旅を続けて下さいね。
    Keikoさん、女3人の旅も思い出に残る旅でしたね。
    文章を読んでいてお3人の姿が目の前に浮かんで来ました。
    まるで一緒に歩いているような気持ちになりました。

  2. コロンダ says:

    めっけもんのいいレストランじゃないですか!
    雰囲気がよくて美味しいレストランを嗅ぎ分ける人がいますが
    どうやらKeikoんもその才能をもってられますね。
    私はその才能を持った人をかぎ分ける才能がありましてσ(^^)☆\(^^;)
    要するにひっつき虫なだけですけど。
    旅のいい思い出は連れの持つ才能に左右されます。
    私と息子は旅先で寝ると金縛りにあうという才能があるのですけどヾ(^o^;)役に立ちまへん

    あ、買われた服見たいです。

  3. Keiko says:

    まこさん、おはよう
    まこさんも坂道が苦手ですか。
    もちろん私もなんですが、なるべく自分自身に苦手だと思わせないようにしてゆっくりと上ります。
    途中で止まってしまうと後が続かなくなるのが怖いから。(笑)

    家族で行くと息子が背中を押してくれるんですが・・・^^

  4. Keiko says:

    コロンダさん、
    私は食いしん坊なので、おっしゃるように割と鼻が効くと思います。^^
    で、そういう人をかぎ分けられるコロンダさんの才能もすばらしい。(笑)

    強いて言えばこのレストランはちょっと高かったなぁ。
    美味しくて雰囲気とサービスがよくて安ければ最高ですが、
    なかなかそううまくはいきませんね。
    我が家の地域はもしかしたらイタリア中で一番物価が安いところかもしれません。
    どうも、旅先では心臓と財布に悪いことが多いです。(笑)

    買ったのはつまらないスカートですが、そのうち披露しますね。

  5. めいこ says:

    ReikoさんがYukoさんを後ろから押している姿を思い浮かべて
    ごめんなさい!笑ってしまいました。

    イタリアのどこに行かれてもすぐに溶け込んで親しくなる
    Yukoさんの姿が自然体なのでないかな・・・心行くまで
    楽しんでいる姿、想像出来ます。

    そういえば・・・一昨年、最後に食べたレストラン、(近くに河が流れていた)
    あそこは雰囲気も味も値段もパーフェクトでしたね。

    やはりイタリアに住んだら太るわ!おいしいものばかりですもの。(笑)

  6. hitomi says:

    ほんとうに 良い旅
    いつもいつも 偶然が導いてくれる素晴らしさ!!
    だから 坂道だろうとなんだろうと(笑) Yukoさんはイタリアの旅
    やめられないんでしょうね。
    人との出会いも 景色との出会いも お料理との出会いも
    みんな引き寄せて 幸せでしたね。

    Keikoさんも 呼吸困難が起きなくて良かった(*´▽`*)

  7. Keiko says:

    めいこさん、
    あそこのレストランはよかったねぇ。
    メニューもオリジナルなものがあるし、
    主は面白いし・・・(笑)

    やっぱりうちの近所は値段もそこそこで安心です。^^

  8. Keiko says:

    hitomiさん、
    Yukoさんからは今朝も電話があって、元気そうでした。

    呼吸困難はね、翌日に起きたのよ~~~(笑)