イタリアでは満18歳で成人になります。

その成人した若者たちを集めての儀式などはありません。

各自、いつもより盛大に誕生日を祝うくらいです。


うちの息子も早いもので昨年12月27日に満18歳になりました。

これまでたくさんの友人たちの18歳のお祝いに参加していた息子。

その息子の誕生会にはどこかのホールを借りてコンサートでも開こうかなどと夢見ていたのですが、

なんと息子は叔母とともにあっさりとタイ・ビルマの旅行に出かけてしまい、

誕生日には当の本人がイタリアにいない事態となってしまいました。


帰国後、友人のコンサートがあるからと誘われてある場所に行ったら、

なんとそこで、見事なサプライズパーティーが待っていたそうです。

私がまだ日本に滞在中の出来事で、詳細は知りませんが、

息子にもたくさんの友達がいることを裏付けてくれたエピソードで

親としてこれほどうれしいことはありません。



成人になって、まず一番関心があるのは車の運転免許を取ること。

タイからの帰国後、すぐに自動車学校へ登録しました。

すでにバイクの免許を取ったときに筆記試験は済んでいるので、今回は実技だけの試験です。

しかもすでに勇敢な父親がまだ彼が11歳ぐらいから車を運転させているので

実技にも心配なない状況ですが、自動車学校に登録すると、仮免を取得できるのです。


車の免許を取得する試験はそんなに頻繁には行われないので、

すこしでも早く実際に運転するために仮免を取るのが普通です。

ただ、あくまでも仮免なので、運転暦が10年以上の大人が同席しなければなりませんし、

後部座席には誰も乗せることはできません。


それでも毎日学校の行き帰りや隣町の友人宅などへ行くときには少なくとも片道は自分で運転できるし、

何か買い物などに行く必要はないかなどと、午後もわれわれに同乗を催促していました。


それが今日3月10日、やっと試験が行われ、当然のように運転免許証を手にして戻ってきました。

すでに免許証は準備されていたのです。

最近は受験者の免許証をあらかじめ用意しておくのだそうです。

そして万が一落ちた方の分は廃棄するのだそうです。


私がこちらで免許を取ったのが1991年。

そのときの話はこちらにも少し書いていますが、あのころは試験に通ってから

実際に免許証を手にするまでにさらに2ヶ月近くかかった覚えがあります。

イタリアも少しずつ便利になってきているようです。

その分多少の無駄も生じてはいますが。。。



実は私が日本に帰国してまもなく2月の3日に追突事故にあってしまい、

私の車は長いこと修理に出したままになっていました。

前後をかなりへこまされてしまったのですが、

それにしても1ヶ月以上かかってやっと修理が出来上がったのも今日なのです。

この1ヶ月あまり、息子の車を必要に応じて借りていた状態です。

ポンコツでも息子用の車があって本当によかったと思います。

ちょうど息子の車で指圧に出かけていた私と、

修理ができた私の車を引き取りに行ってくれた息子とが

隣町の大きな駐車場で出会い、それぞれ自分の車に乗り換えて、

息子は早速友人を連れてどこかへ消えていきました。


夕食後もじっとはしていられません。

なんと明日の朝は二つ隣の町までガールフレンドを迎えに行くのだそうです。

同じ学校に通っているので一緒に登校するそうです。

朝、起きることが苦手な息子がはたして明日の朝6時半に起きられるのかどうか興味津々の私です。


とにかく、昔も成人するとそれなりのステイタスシンボルを得たことでしょうが、

今はなんと言ってもこの運転免許証ではないかと思っているところです。