1月23日、東京の空は晴れ上がってホテルの部屋に明かりが差し込んでいた。

何時に目が覚めたのか覚えていないがビルの後ろから昇ってくる太陽をカメラに収めようと待っていた。

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ふと気がつくと、すぐ下のビルの屋上に日の丸が翻っていた。

少しセンチになっていたのだろう。その日の丸を何枚も写真に撮った。

さよなら3

 

和・洋・中華とそろった朝食コーナーでしっかりと腹ごしらえをして、

10時のチェックアウトぎりぎりに手続きを済ませた。

今日はいささか荷物が多い。

hitomiさんとまみるさんはそのことも配慮してこうして最後まで付き合ってくださるのだ。

実母の形見のゴルフバッグ。

実母はゴルフ仲間では有名なゴルフきちがいで、何度かホール・イン・ワンも果たし、

生涯ゴルフを唯一の楽しみに生きていたらしい。

自分はゴルフをしないのに、どうしてもそのクラブがほしかった。

 

それにトランクと機内持ち込み用の小型のバッグ。

まみるさんがゴルフバッグを、hitomiさんが小型のバッグを

そして私が自分のトランクを押してホテルを出た。

銀座ということでタクシーはすぐに捕まった。

予定では東京駅を11時3分に出発する成田エクスプレスで空港へ行くことになっている。

だが、東京駅に少し早くついたので1本前の電車に乗ることにした。

空港へも見送りに来て下さる方がおられるというので、早目に着くに越したことはない。

 

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社内はまるで飛行機の中のようなつくり。

車窓から見えるなんでもない町並みも、妙に大切に見えてくる。

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帰国したらイタリア人たちに日本の姿を理解してもらうためにこんな写真も必要だろうなどと

自分自身に言い聞かせながら撮ってはいたが、実際はただ名残惜しい気持ちがそうさせたのだと思う。

 

東京駅から成田空港まではノンストップ。

ただ空港に二つの駅があって、飛行機会社によって場所が違っている。

そのあたりもちゃんと調べておいたのに、いまや書きとめておいた書類も見つからず、

なんとなく覚えていた最終の駅で降りることにした。

それで正解だった。(ほっ)

 

アリタリアのカウンターを目指してどんどん進んでいくと

すでに今回私の帰国にあわせて一緒にイタリアへ行くことになっている友人母娘の姿があった。

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すぐに彼女たちとチェックインをして、その手続きが終わったところへmilkyさんがやってきた。

彼女には今回の旅行で最初に成田まで迎えに来てもらい、

パジャマや歯ブラシまでそろえてもらって、実家に帰ったような接待を受けたのだった。

ガーデニングと猫が大好きという共通の趣味があって、

初めて会ったのにまるで幼馴染のように付き合ってもらった。

そういえば偶然にも同い年なのである。

 

彼女はうちのワンにゃんたちのためにおいしそうな缶詰やビーフジャーキーなどを持ってきてくれた。

手荷物用のバッグに若干の隙間があったので何とか収まったけれど、

実はこういう缶詰も本来はトランクに入れなければならないもののようで、

少しばかり寛容な係員さんのおかげで何とかイタリアまで持って帰ることができた。

 

さて、milkyさんも交えて思い出話をしているところにめいこさんがお着きになった。

なんとわざわざ埼玉県からこのために出てきてくださったのだ。

ありがたい思いと申し訳ない気持ちでいっぱい。

彼女とは2008年の秋にイタリアでご一緒したことがある。

 

私よりほんの少し先輩で、今も海外で日本語を教えることを生活のベースになさっている

活動的で明るい奥様。

次回はまたイタリアでの再会を約束した。

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早めには着いたものの、ちょっとおしゃべりをしている間に時間は流れ、

そろそろゲートに向かわなければならない。

別れはつらい。

また今回は何かしら重要なイベントが幕を閉じるような寂しさもあいまって、

ついに何人かは目頭を押さえることになった。

 

また会えるのだからというその気持ちだけがわれわれを支えてくれていた。

 

また、幸いにも私には同行してくれる人が居たので、機内でもセンチにならずにすんだと思う。

午後3時に成田を飛び立ち北のほうへ向かうとすぐに夕暮れがやってきた。

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これが私の最後の和食。(笑)

和食 2

さよなら12 さよなら20 さよなら14

なかなか終わらない長い夕暮れ、空の色の微妙な変化に感動しながら

ほぼ予定通り、われわれはローマの空港に降り立った。

 

すでに空港の前で待っていてくれたPaoloと陽介。

息子は12月14日から東南アジアへの旅行に出ていたので、なんと40日ぶりの再会なのだ。

こんなに長く離れていたのは彼が生まれて初めてのこと。

また少し大人になったかな?さよなら

この次は一緒に日本へ行こうね。