抜けるような空の下、hitomiさんの運転で水沢と呼ばれるあたりへ降りていく。
今日はそのあたりで有名な「水沢うどん」で昼食と決めている。
だがまだ早い、午前中に「おもちゃと人形 自動車博物館」へ行こう。
hitomiさんは人形を手作りなさっているし、私の母も昔京人形を作っていたことがある。
私は木目込み人形ぐらいしか作ったことはないけれど、
一人っ子の私は小さいときからたくさんの人形たちと暮らしてきた。
人形大好き!
いちまさん(市松人形)フランス人形、ぬいぐるみ、なんでもこい。
入り口
懐かしい!
かなり昔のもの
またここでも、昭和の風景が再現されており、
たくさんの「あのころのアイドル」たちの写真があって懐かしかった。
そして、建物の半分以上は車の博物館で占められていた。
欧米のクラシックカーを集めたところはあちこちにあるだろうが、
ここには国産車のクラシックカーというのだろうか、ふた世代ほど昔の車がたくさん並んでいて興味深かった。
ここには2枚だけ写真を載せるが、なんと数えてみたら65枚も写真を撮っていた。
1車種1枚、しかも全ての車を撮ったわけではないからいかにたくさんの車が収容されていることか!

目には楽しいが、そろそろ足も疲れてきたので次なる場所へと移動することにした。
途中で、骨董品やさんの看板が目に入ったので、ちょこっと覗いてみることに。
おわんのセットでもあればほしいと思っていたが、あいにくそういうものはなく、
着物のはぎれがあったので、hitomiさんと私はそのはぎれを買った。
そうこうするうちにおなかがすいてきたので、予定通り「水沢うどん」を食べることにした。
昨日、さっと立ち寄った「水沢観音」の近くにうどん屋さんが並んでいる。
水沢うどんは腰が強くて有名。
でも、あまり太くはないので、しこしこしていながらも食べやすかった。
外に出ると駐車場の脇になぜかポストがたくさん並んでいた。
さて、すぐ近くの、と思ったけれど町は水沢から榛名に変わっている。
そこに、つり雛ではギネスブックに認定された3000ものつり雛のある「地球屋」さんへ。
私はつり雛に関してはまったく何も知らなかったので驚いた。
こういう雛がたいそう人気があるということ自体に驚いたのでもある。
ギネス登録のつり雛
せっかくなので、幸運を呼ぶといわれる自分の干支のつり雛と、
愛称のいい干支、それは真向かいの干支だということで、私が「羊」だから真向かいは「丑」
その二つ(2本)のつり雛を一緒にトンボだまでとめてもらって記念にした。
一角にはクッキーを売るコーナーがあり、何がしかを買うとコーヒーのサービスがあった。
丁度昼食の後でコーヒーが飲みたかったところだった。
奥のほうには着物の古着のコーナーがあって、時間があれば掘り出し物が見つかりそうだった。
昔、着物の企画をしていたころ、やっとそういう店が出始めたころで、
まだまだまれにしか見かけなかったが、最近はインターネットでも販売しているところがあって、
目線を変えれば着物がまた生活に密着してきたといううれしい現象だ。
ここでは夫と息子に絞りの兵児帯を買った。二人とも浴衣が大好きだから。
また、ここには辻村寿三郎さんの人形も並んでいて、
人形に関しては、先の博物館より楽しかった。(笑)
次なる目的地は「卯三郎こけし」
熟練した職人さんが、
特別にわれわれ4人のためだけに仕事を見せて説明してくださった。
ほのぼのとしたこけしが多い。
卯三郎さんはなくなられたが、
婦人は94歳の今もこうして絵付けをしたり、時には販売の手伝いなどもなさっていた。
またここでも特別に、2階の展示室を開けてくださって、
古いこけしや珍しい作家物などを見せていただくことができた。
どこへ行っても私以外の3人の誰かが、私がイタリアから来たと言う。
するとみんなが「ほう」と驚き、ずいぶん遠くから来たのだからと親切にしてくださった。
それもイタリアに対する好印象のおかげか。
同じ外国に住んでいるといっても、その国によって印象はさまざまだろう。
ただ遠い国、政情不安な国、発展途上国、などという条件の国では
これほどまでの歓迎は受けなかったのではないかと思う。
世界遺産の多い国、歴史や文化の根の深い国、できれば一度は行ってみたい国・・・
みなが、そういう想いを持ってイタリアという国を捉えておられる気がする。
好きな国に住めて幸せ。さらにその国が母国の民に好かれているという幸運。
本当にありがたいことだ。
そしてそれはイタリアにおいても同じ。
最近は一目で日本人だとわかってくれることが多くなったが、
日本以外のアジアの国かと聞かれ、「日本人だ。」と答えるとイタリア人の態度もさらに好意的に変化する。
それは日本に対する憧れや、尊敬の証。
こういう対日感情のいいところに住めたということも幸運以外の何ものでもない。
ここでもこけしを始め、木彫りのおわんやスプーンやその他いろいろのお土産を買って

最後にはこんな写真までとって、その場をあとにした。
さて、今夜はhitomiさんのお宅にご厄介になることになっている。
古いうちだからとたいそう気にしておられるようだが、
もしも本当に古いお宅なら、だからこそぜひお邪魔してみたいものだ。
縁側や、障子のある家がどんどん少なくなっているらしいから。
先日チラッとだけお顔を拝見したご主人様や、
hitomiさんとは双子のようだといわれているお姉さまにもお目にかかれる。
こうしてお互いの家族を知って、さらに交友は深まっていく。
ろくに友達のいなかった私、今はすぐには数え切れないほどの友達がいる。
臆さずにインターネットにHPを公開してよかったと思えるときである。
Keiko