
テベレ川の向こうに聖天使の城
黄昏が、
まだ残っているローマの喧騒を覆い隠そうとしている
果てしない車の列も、クラクションの音さえも、
オレンジ色の街灯が燈ると気にならなくなってしまう。
狭い歩道ですれ違う人々の息遣いさえも
昼間のそれとは違っている。
濃紺のマントを羽織ったローマは一段と美しい。
幻想的なその姿は旅人にふるさとを思い起こさせる。
ふるさとは決してこのように美しくはないが、
そこはかとない暖かさは、まさしくふるさとのそれと同じ。
3000年来の首都ローマは、
今もなお魅惑の極み。
Comments